里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

オドリコソウ 沢沿いの竹林

2020-05-19 | 日記

登米市登米町日根牛地区北部、県道を走行していると右手に竹林が見えてきました。
そういえば昨年の晩秋、この辺りを踏査した際に、竹林の陰にオドリコソウの越冬葉が
群生していたのを思い出し、そろそろ花の時季かと立ち寄ってみました。

小沢を渡ってから竹林の陰に回り込むと、今は深い草藪になっていますが、目を凝らすと
何本かに白っぽい花が咲いています。オドリコソウの花ですが、まだ花を付けた株は少な
く、花数も少ないので、咲き始めたばかりのようです。

                              二枚とも2020.5.15撮影

オドリコソウの花色は白~淡紅紫色まで様々あって、傾向としては北の地域では白色が、
南の地域では淡紅紫色が多いようです。写真の花はごく淡い紅紫色ですが、上唇に細かい
斑点があります。同じ日根牛地区南部や、藤沢町大籠地区で観察した花も同色で、よく似
た斑点がありましたから、地域性があるのかも知れません。

5~6年前に、岩手県境付近の北上川河畔林で白花を見たことがあります。
ただ、その後出合えていないので、数が少ないのではないでしょうか。

                                  2020.5.15撮影

オドリコソウは2018年の12月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/008ee3c345b49f73048fc13e0170c9f4

 



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