里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

オウゴンマルバマンネングサ 変種

2017-03-07 | 日記

何年か前、散歩で見つけたマルバマンネングサらしき多肉植物を千切って持ち帰り、玄関
脇に挿し芽したのが根付いて、今はかなり広く蔓延っています。
玄関ポーチの陰になって日当たりが阻害されるためか、花の付きは良くないようです。
それでも、点々と20~30は花が咲いてきました。




                             二枚とも2016.6.22撮影

花が咲く時期になると、今まで緑色だった葉が、茎頂付近だけ花と同じような黄色に
色付きます。いろいろ調べると、これはマルバマンネングサの変種で、頭に「オウゴン」
が付く園芸種のようです。自生種に比べると、葉がさらに丸くなっているようです。


                                 2016.6.22撮影

ベンケイソウ科マンネングサ属の常緑多年草で、関東以西の本州~九州に分布する。
山地の岩上や石垣に自生し、冬はロゼット葉で越す。
市街地の道端などに生えている株は、栽培株が逸出したものと言われている。
茎は紅紫色、横に這って節から根を出し、さらに分枝して広がり、先端が斜上する。
葉は対生し、葉身は倒卵形~倒卵状さじ形で、長さ7~10mm。基部は狭まり、先は円形。
質は多肉質で、葉表はやや光沢がある。
花期は6~7月で、茎頂の集散花序に黄色い星形の花が付く。花弁は5個付き、
披針形で先が尖り、長さ4~5mm。葉状の苞が目立つ。
萼片は線状さじ形で長さ2~3mm。雄しべは10個、葯は裂開直前に橙赤色、
裂開後は黒色になる。花柱は長さ1mmほど。
果実は袋果で直径5mmほど。種子は卵形で0.7mmほど。



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