里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ナンテン 藪の実生株

2022-01-15 | 日記

松島町東部、丘陵地の崖下の農道を歩いていると、藪の奥に何かの赤い実が見えます。
実の付き方からナンテンと思われますが、その手前にはノイバラや各種つる草が絡んだ濃
密な藪があって、崖下まで入り込むのを拒んでいるかのようです。
それでもつる草が枯れているため、夏場に比べれば楽に入って行けそうです。

                              二枚とも2022.1.8撮影

崖下まで入り込んで赤い実を観察すると、やはりナンテンの実ですね。
こんな藪奥に人が植栽するはずがないので、野鳥が運んだ種子が発芽した実生株でしょう。

ナンテンの実を食べるのはヒヨドリやツグミなどの野鳥ですが、この実は有毒なので野鳥
たちは他に食べるものが無くなってから、最後に食べるのだそうです。
有毒成分はアルカロイドのドメスチンで、知覚神経や末梢神経を麻痺させる作用があるよう
です。それを野鳥たちも知っているのか、少しずつ食べるため害はないのだとか。

                              二枚とも2022.1.8撮影

ナンテンは2018年の1月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/0842f797beb9a781213b244cad1e5d8e

 



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