資金繰り格闘家 中小企業診断士 川原寿 ブログ

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中小企業は海外展開すべきか?

2013-01-18 | 中小企業経営
資金調達、リスケ、再リスケに強い、年商20億までの中小企業の右腕
株式会社エスエムイーパートナーズ代表
資金繰り格闘家こと中小企業診断士の川原寿です。

「中小企業は積極的に海外展開すべきである」

少子高齢化、人口減少等により国内市場は長期的に縮小傾向であり、インドネシア等の東南アジア諸国や中国、そして、その他ブラジル等の新興国は、長期的に市場拡大が確実であり、国内市場のみをターゲットにした中小企業の売上は減少することが確実である。

現に、政府も中小企業の海外展開を各種の施策により積極的に後押しをしており「我が社も海外展開しなくてはいけない」と思っておられる中小企業経営者も多くいるであろう。

しかしそれは本当であろうか。

結論から申し上げると、

「売上が20億に満たない内部資源に余裕のない一般の中小企業は海外展開すべきではない」

ヒト、モノ、カネ等の内部資源に余裕がある一部の中小企業は積極的に海外展開してもらいたいと思うし、そうすべきだと思うが、年商が20億に満たない一般の中小企業は、普通に考えるとリスクの方が圧倒的に高いのではないだろうか。とすれば、経営判断として「海外展開はしない」と考えることがすこぶる普通の考えではないだろうか。

かと言って、海外の市場を無視して良いと言っているのではない。

国内市場の縮小とアジアを中心にした海外市場の拡大は確実であり、その確実である外部環境の変化に無策でいる経営者は無能であると言えるであろう。来たるべき時のため海外市場にアンテナを張りつつ、自社の強みを根気良く徹底的に磨き続け、機が熟した時にその強みをいかんなく発揮するという戦略こそが内部資源に余裕のない一般の中小企業経営者がとるべき経営判断なのではないだろうか。

さて、年商20億までの中小企業経営者の経営判断はいかに?

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