資金繰り格闘家 中小企業診断士 川原寿 ブログ

資金繰り格闘家こと中小企業診断士の川原寿が、資金繰りや経営改善など中小企業の経営者へ向けたメッセージを発信していきます!

金融円滑化法適用の中小企業の倒産急増

2012-07-26 | 中小企業経営
こんにちは。
中小企業経営者とともに資金繰りの不安と闘う!
資金繰り格闘家こと中小企業診断士の川原寿です。

いわゆる金融円滑化法(中小企業金融円滑化法)を利用して借入金のリスケ(再リスケ)をしていた中小企業の倒産が増加しているようです。私たち専門家からすれば当たり前の話ですが、もう水面下ではメガバンクを中心に中小企業の線引きを始めています。要は「経営改善が図れそうだから継続的に支援していく中小企業」と「経営改善できそうにないから銀行から切り離す中小企業」の線引きが始まっているということです。恐らくこの水面下の動きは来年1月、2月に表面化してくるものと思われます。

では、既に借入金のリスケ(再リスケ)を行っている中小企業の経営者はどのような準備をする必要があるのでしょうか。

一言で言うと「水面下の動きを想定した準備を行う」ということです。

この水面下の動きは、取引銀行(信用金庫、信用組合等)や財務内容、担保の有無等、中小企業の置かれている状況により千差万別ですが、ある程度想定することが可能です。
状況によっては、一発逆転のチャンスが到来してくるかもしれませんよ。
経営改善に真摯に取り組む企業にとっては、むしろ朗報と言えるのかもしれません。

7月も残りわずかです。
暑さに負けずもうひと踏ん張り、今日も頑張っていきましょう!!

中小企業経営者とともに資金繰りの不安と闘う!
資金繰り格闘家 中小企業診断士 川原寿