読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

篠田節子著「百年の恋」

2009-08-13 | 篠田節子
貧乏でオタクのフリーライターの男と、バリバリのキャリアウーマンのエリート銀行員の女との出会いと、電撃結婚。
この意外な組み合わせちっとも噛み合わない二人の結婚生活の珍妙さの可笑しさや、家族や周りの過剰な反応、等々がいきいきと語られていて、また、男と女の本音の結婚観が垣間見え面白く、かつ、大いに笑える。
妊娠誕生子供が生まれた後半は少子高齢化の日本社会での問題点を育児日記を挿入して提起笑えない現実にいささかペースが違ってくるが何とかしないと高齢化社会はもうすぐ側に来てると問題提起小説。
2000年 朝日新聞社刊

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