著者の佐久間公シリーズは「心では重すぎる」を読んでファンになり
「感傷の街角」「漂泊の街角」、「追跡者の血統」「雪蛍」と読みました。
この本は、昭和55年に執筆された同シリーズ処女小説『標的走路』を
復刊収録したもので大沢の数あるシリーズ物の中で私の好きな主人公の
佐久間公物シリーズは、ここから始まったとか・・・。
佐久間が早川法律事務所の調査員として働いていたころの事件を扱った
フレッシュな若い佐久間の活躍を読むことができました。
中東の某オイル産油国と日本人のハーフの大学生ジョーを探し出す
失踪人の調査から、やがて台風接近の中孤立した山荘ホテルでの爆破騒ぎから
敵味方入り乱れた原油確保を巡っての国家レベルの話へと展開する、
スケールの大きなハードボイルドサスペンス話。
流石、時代背景は1980年代ということで現代と違和感があるが今読んでも面白い。
大人になった佐久間公を主人公にした初めての作品「レスリーへの伝言」
(1977年オール読物新人賞投稿作品)がオマケとして収録されていてこれも
興味深く読んだ。
2008年2月ジュリアーノぶんげい刊 1365円
「感傷の街角」「漂泊の街角」、「追跡者の血統」「雪蛍」と読みました。
この本は、昭和55年に執筆された同シリーズ処女小説『標的走路』を
復刊収録したもので大沢の数あるシリーズ物の中で私の好きな主人公の
佐久間公物シリーズは、ここから始まったとか・・・。
佐久間が早川法律事務所の調査員として働いていたころの事件を扱った
フレッシュな若い佐久間の活躍を読むことができました。
中東の某オイル産油国と日本人のハーフの大学生ジョーを探し出す
失踪人の調査から、やがて台風接近の中孤立した山荘ホテルでの爆破騒ぎから
敵味方入り乱れた原油確保を巡っての国家レベルの話へと展開する、
スケールの大きなハードボイルドサスペンス話。
流石、時代背景は1980年代ということで現代と違和感があるが今読んでも面白い。
大人になった佐久間公を主人公にした初めての作品「レスリーへの伝言」
(1977年オール読物新人賞投稿作品)がオマケとして収録されていてこれも
興味深く読んだ。
2008年2月ジュリアーノぶんげい刊 1365円
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