読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

東野圭吾著「 さまよう刃 」

2008-06-11 | 東野圭吾
花火大会の夜二人組にクロロフォルムを嗅がされ拉致レイプの末殺害され
川に流された高校生の娘の復讐を果たすため父親は1人を衝動的に殺害し、
後残りの一人を追って姿を隠す。
マスコミは未成年の犯罪、現行の少年法に対する憤りを取り上げ世間の
考えは賛否が大きく分かれる。
捜査する警察内部でも父親に対する同情論が密かに持ち上げるが・・・。
犯人を裁く権利は遺族側にあるのかと・・・
重いテーマをサスペンスたっぷりに描かれて面白さに引き込まれ最後まで一気に
読める。
反少年法の立場で書かれているが結論は 読む者が下すべき課題だろう。
しかし、結末は自分的にはチヨット不満が残った。
2004年朝日新聞社 刊

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