読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

深谷忠記 著「審判」

2008-05-13 | は行
8歳の女児が殺され全裸で死体がは発見され、当時23歳N大生の柏木喬が
容疑者として逮捕され警察の長時間にわたる取調べの結果犯行を自供、
その後裁判で前言を翻して刑事による証拠捏造を申し立て無罪を
主張するが懲役15年の刑を受ける。
度重なる再審請求も否決された。刑を終え出獄後柏木は 
「私は殺してない!」というHPを立ち上げて冤罪を晴らす為
の情報提供を呼びかけた・・・。
柏木自身、元刑事、殺された女児の母親の3つの視点から事件を振り返る形式で
事件の真相に迫る推理小説です。
被害者の論理=被害者の審判とは?
後半明らかになる思いがけない真相に作者の仕掛けに
脱帽! 
2005年 徳間書店 刊

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