読書備忘録

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映画「それでも夜は明ける」

2014-03-09 | 映画
2013年アメリカ社会派ドラマ映画。原題「12 Years a Slave」スティーヴ・マックイーン監督作品。
原作は1853年発表のソロモン・ノーサップによる『Twelve Years a Slave』。
1841年にワシントンD.C.で誘拐され、奴隷として売られた自由黒人が解放されるまで12年間ルイジアナ州のプランテーションで働いていた経験の実話。1841年、ニューヨーク州サラトガにソロモン・ノーサップ(キウェテル・イジョフォー)はヴァイオリン奏者として生計を立てて妻と子と幸せに暮らしていたが、彼は二人組の男たちから金儲けができる周遊公演に参加しないかと誘いを受ける。
二人組の男たちとの夜が明けた後、ノーサップは薬漬けにされ意識もうろうとしながら、南部地方に輸送されてしまう。
彼は奴隷として、まず奴隷オーナーのウィリアム・フォード (ベネディクト・カンバーバッチ) に売られ、やがて
白人使用人とのトラブルから奴隷を虐待する農園の支配人のエドウィン・エップス (マイケル・ファスベンダー) のもとへ売られた。
ノーサップは解放されるまでの12年間を南部の奴隷として激しい暴力や屈辱的な差別に耐えながらもけっして希望を失わないで生きぬく。
エップスのプランテーションの女奴隷パッツィー役の ルピタ・ニョンゴの演技が印象に残ったと思ったらあとで確認したらアカデミー助演女優賞を受賞していた。奴隷制度撤廃を唱えるサミュエル・バスというカナダ人大工役( ブラッド・ピット)が自由の大切さを述べる端役で出演。
息苦しいような張り詰めた展開と内容の衝撃さで余韻が残る映画だった。
第86回アカデミー作品賞・助演女優・脚色賞受賞。


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