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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

土曜ドラマ『バカボンのパパよりバカなパパ』(全5話)

2018-09-13 18:44:23 | 日記
土曜ドラマ『バカボンのパパよりバカなパパ』(全5話)

著者:赤塚りえ子 「バカボンのパパよりバカなパパ 赤塚不二夫とレレレな家族」

“赤塚不二夫の実娘・赤塚りえ子によるエッセイ。
 感性のまま生きた天才漫画家・赤塚不二夫の素顔と赤塚家にまつわるさまざまなエピソードを
 ひとり娘の視点から秘蔵写真とともに赤裸々に綴った家族録”(ウィキ参照

出演:
玉山鉄二 赤塚不二夫
長谷川京子 赤塚登茂子 母
森川葵 赤塚りえ子 娘
住田萌乃 赤塚りえ子(子供時代)
杉本健一 恋人

馬場徹 キータン(江守清人) 登茂子より8歳年下の建築士 再婚相手
比嘉愛未 赤塚眞知子 不二夫の再婚相手

マギー 長瀬光雄 チーフアシスタント
駿河太郎 冨島邦一 チーフアシスタント
井藤瞬 木下拳太郎 アシスタント
千代將太 松本てつや アシスタント
駒木根隆介 東野徹 アシスタント

浅香航大 横井隆 漫画雑誌編集者→副編集長
武田 漫画雑誌編集者

草笛光子 潤子ママ ユキ
なぎら健壱 レレレのおじさん

ゲスト出演:
池田鉄洋(第2話) 宝石商
瀧川英次(第2話)
藤原季節(第4話)
寺田心(第5話)
飯島順子(第5話)

松尾スズキ 案内人



第1話


【内容抜粋メモ】

2話「モテモテで困るのだ」
なぜか寿司屋で寛ぎながら話す部長

赤塚伝説その2 タモリと赤塚不二夫のエピソード

【1975年 春】
「赤塚不二夫ショー」で“生まれたての子馬”をやるタモさん
まだ無名のタモさんの芸風に最初に惚れ込んだのがフ







フ:タモリは今世紀最大の発見だよ
スタッフは何が面白いか分からないw

自分が借りていた目白の高級マンションに住まわせ、運転手付きの高級車
自分は事務所の片隅のロッカーの上で寝ていた
フ:あいつはきっと日本中の人気者になる




【1987年 夏】

フ:♪雪の降る町を/ダーク・ダックス は夏に聴くにかぎるね

居酒屋の客全員に驕り、そのまま家に連れてくる 明るく迎えるマ
どじょうすくいで笑わせる



リは出版社でバイトを始め、ミスして「シェー!」をやるとみんなどん引き
リ:うちでの常識は、世間での非常識か

ガラスの指輪を大事そうに見せるマ



二宮金次郎ならぬ、孫の二宮チン次郎って・・・






またマンガを描いて欲しい横井は、潤子ママにも相談する
ヨ:最近の先生、なにか違う 描いてもらわないと、ニッポンの笑いの進化が止まってしまうんです!
潤子:私は戻ると思う あの夕陽があるかぎりね


マが突然家出して、フを責めるトら
原因があり過ぎて分からないフ

感謝の気持ちをこめてダイヤの指輪をプレゼントしたら家出したそう
マはトの家に来る

原因は指輪
サイズを測るためにガラスの指輪を渡したら、宝石商にあげてしまい激怒
ワケをフに電話

フと初めて会った時のことを思い出す
フはすごい照れ屋で、しばらく手も握らなかった
2人で神社に行くと真剣に祈るフ

フ:みんなが幸せになるよう、オレ、世界一のバカの天才を目指さないと
その帰りのフリマみたいなところでガラスの指輪を買ってもらった



宝石商に来るフ(なぜ宝石商がガラスの指輪を引き取ったの?
捨てたと言われて、川で指輪を探すフ
みんなも手伝うが見つからない



フ:
みんな、風邪ひかないうちに帰ろう!
後でみんなで飲もう オレは遅れて行くから と帰らせて、また一人で探す

ト:
「近道は間違う道なのだ」パパの名言
どんなに時間がかかっても一人で探すつもりなのよ

そこにマが来る
もういいんだと言ったら見つかった それをまた川に投げ込むマ



マ:
私が家を出た理由全然分かってない 世界一のバカを目指すフはどこにいったんです?
世間並みに妻に指輪をプレゼントして満足するフツーの男にいつ成り下がってしまったんです?
そんなつまらない男は、私が好きになったフじゃない
先生には世界一のバカになって欲しい

また泣くフ
フ:お前の言う通りだよ
ト:本物のママだ


『笑っていいとも』でコンドルやハエのモノマネをするタモさんを見るフ



『天才バカボン』のアイデア会議は再開された
フ:警官が銃を向けて「法律、どうしてそんなに厳しいんだ! もっと緩くていいんじゃないか?」

『天才バカボン』が再スタート





昔は、本屋じゃなく、なんかの店先に置いて売っても良かったのか
このくらい緩くていいよね

マの投げたガラスの指輪をまた川で探しているフを見つけるリ
視線の先には沈む夕陽



この番組が始まる前に『ブラタモリ』の番宣が入るって縁を感じるねえ



3話「パパは賛成の反対なのだ」
ビールを飲もうとして慌ててナレを始める部長w




【1990年 春】

赤塚マンガのリバイバルブームがやって来てフジオ.プロは活気に溢れている

ネタが浮かばず、締め切りが迫っている(マンガの担当者は胃がヤラれそうだね
アシ:そういえば、ここ来る時、いやに弱々しい犬がいたな
フ:その犬に猫だと信じ込ませるのはどうだ?!



赤塚伝説その3:立場関係なしのアイデア会議
ここでは上下関係なく、面白いアイデアを出した人が王さま





マンガをみんなで読み、すぐに真似をする子どもたち
今の子どもたちは、こんなことしないね
一人でスマホでDLしたマンガをスクロールして見ている

リはまだバイトをして父のマンガを読んで笑っている自分に悩む
オシャレな部屋だな





リ:アートと音楽 自分の人生をつかみたい 私、やっぱりイギリスで暮らす
イギリスに留学したいとトに話す


「潤子」で皿を食べようとするフ
「もし食べれたらアイデア会議に出してやる」と言われ、挑戦するアシスタントに
バカボンパパが「良い子のみんなはマネをしないのだ」なんて言う時代ですよ



横井のポケベルが鳴る 公衆電話が黄色い!
「遊んでるだけだろ!」と上司に怒られているところにリが来る
店の中でみんな死んだフリ? フォークを刺してもビクともしないフ




母に事情を書いて手紙を出すと、早速、怒られる

リ:ロンドンの大学でアートを勉強したい
ト:日本じゃダメなの? 将来それで食べる覚悟はあるの? 大切なのは心構えなの!

フラついて倒れるト
がんが見つかり、入院すると、フが大騒ぎで駆けつけ、リが心配ばかりかけるからだと責める

フ:お前がママを捨ててイギリスに行くんだって?!





トの療養のため、家族で伊豆の温泉旅行に行く
昼間から鯛料理なのに、外でバーベキューしているフ
体に良いと酢大豆などを用意し「病気には肉が一番なんだよ」



リ:ママは体が弱ってるから、今はお肉は食べられないの
またケンカになるリとフ

ト:行かせてあげて
リ:留学は止める

フ:
お前は遠慮しないで立派なバカになれ 中途半端な奴はどこに行っても成功しない
もっともっとバカになれ


リ:私のパパはキータンだ!

道も分からないのに帰ると言い出すフ


海を見て悩むリと話すト
ト:パパはあれでいいのよ
リ:みんな甘やかしすぎだよ
ト:私が言えないことを言ってくれた

遠くから「リエコのバーカ!」と叫ぶフ
「オレはムササビだ!」とシーツを広げて、ほんとに飛んで砂浜に落ちて、砂だらけの顔を見て笑うト



フ:さっきはお前の代わりに死んでもいいと思った お前は絶対死ぬな!
ト:こんなバカ置いて死ねないわよ





みんなでバカの歌をうたってると、花火をしている人たちに怒られる
リ:バカになりたい パパみたいにママを笑顔にしたい
ト:イギリス行ってもいいわよ 病気は絶対治すから



医師:がんが消えてます! 何したんですか?
ト:バカって叫んで、笑っただけです
フ:これでイイのだーー!

(切ったり貼ったり、クスリ飲んで吐いたりするんじゃなくて、これが本物の医療だ


英語の勉強中でも踊るト
フに夕陽の絵のことを聞くト 驚いて泣き出すフ



4話「わしは太陽なのだ」
今度は赤塚グッズいっぱいの呑み屋さんにいる部長
もしかして赤塚さん馴染みの店?




【1991年 春】
潤子で横井が副編集長になったお祝いをする
横井:僕はいつまでも先生についていきます
突然寝るフ

起きて一人 夕陽の絵を眺める





屋台のおでん屋で飲むエと恋人の杉本健一
バイト先の出版社でプリントを配り間違えて「シェー!」をしてどん引きされたのが始まり



ケ:付き合って1年になるから将来のことを考えたい

♪これでいいのだ~ と歌う酔っ払いが来たと思ったらパパ
送るとおぶっていくケ

その後のお茶デートでも
ケ:会った以上はちゃんと挨拶したい


英語の勉強に身が入らないリ
相変わらずラブラブのキとト



リ:ママはそもそもなんでパパのこと好きになったの?
ト:バカだから?
リ:結婚てどうなのかな 今度紹介したい人がいる 会社の先輩でカレシなの




2人で家に来る
そこに何も知らないフが来て、ケが付き合っていると言うと固まるフ
ケ:将来を前向きに考えています 結婚も視野に入れています

いきなりグッタリしたが、酒を持ってこさせる
フ:イギリスはどうするんだ? 答えられないリ

腹が痛いからケに帰ってくれと追い出し、リに激怒する



フ:
怖気づいたんだな! お前のやりたいことはなんだ
本気なら全部やってみるんだ 結婚して、イギリスに行ったっていい カッコつけるな

リ:私、パパみたいにバカにはなれない

フ:
お前は覚悟がないだけだ 覚悟がない奴は何をしても失敗する
本当にやりたいことをやってくれ バカの人生は短いんだぞ


部屋で泣くリと話すト



ト:
パパだって悩んだりするのよ だけど、自分の気持ちに素直なの
リはリ、パパはパパ 自分に正直になるの あなたなりのバカを見つけなさい

ケに謝るリ
ケ:君の気持ち分かってなくてごめん 焦らずじっくりやっていこう


父の事務所で考えるリ
長瀬が来る 元チーフアシスタントて独立したのか

リ:なんで、あそこまでバカになれるのか聞きたくて
長瀬:先生はバカかw


赤塚伝説その4:困った時の逆立ち



グラウンドでムリな姿勢でアイデアをひねりだすフら
フ:新しいギャグは日々の努力から生まれるんだよ


潤子に来る長瀬とリ 冨島もいる 彼も漫画家として独立(それぞれ誰がモデルだろう?

ママ:
フは毎日バカやって大変なのよ
いつだったか、あの絵を見て「夕陽が昇っている」って言ったことがあったわ
悲しさも温かさにかえてしまうのね
いつも自分の目で世の中を見ている

(あまりに大きな親を持つ子どもは大変だ・・・


事務所に来るリ

リ:
私、イギリス行って、アート学んでくる また英語の勉強を始める
ケはいつまでも待つって言ってくれたけど、甘えちゃダメだと思う
みんなに近づきたいから


出発の日にフは来ない
リ:いってきます!



マからもらったマフラーの中にフのイラストが入っている
リ:パパ、いってきます



潤子の店で泣いているフ
フ:やっぱりオレは賛成の反対なのだ!
♪ギンギンギラギラ 夕陽は昇る~ を歌う





5話「みんなで生きるのだ」
フは絵本もあるのか/驚



水木サンもそうだけど、戦中戦後を生きた漫画家さんは、
とにかく子どもたちに楽しんでもらいたいって強い思いが根底にあるんだな

ナレ:これにはフのある願いが込められていました 最後にその物語を



リはイギリスで英語、アートを勉強中






【1995年 春】
フは「きっと寂しがってるに違いない」と悩んだ挙句、国際電話をかけて
リが「ハロー」と出ると「リエコか、じゃあな!」で切るww

赤塚伝説その5:5秒の安否確認電話




【2000年 春】

聖天堂大学附属病院 フが入院している
頭を打って緊急手術を受けたフ 数年前は食道がんも患った

「シェー!」をやっても笑わない少年・弘人くん
そこにリが帰国して来て、「あの子が笑わないんだ」と相談





看護師からヒは小児科病棟に入院していて盲目だと言われる
フ:こんなことがあっていのか?

病室で目が見えなくても読める絵本づくりに没頭するフ

フ:
セリフを点字にして、キャラクターは触ったら分かるようにデコボコにする
このままでは、オレが人に笑ってもらってきた意味がないのだ

トも手伝う
看護師が来ると慌ててベッドに戻る
リは横井に出版を頼む



下絵をヒに読んでもらい、キャラクターの説明をするが伝わらず潤子に相談



リ:
大学のアート科では、英語が分からなくても、身ぶり手振りで通じ合える
「シェー!」もアメリカ人にウケてたし パパのギャグは言葉が通じなくても面白いんだって


フ:それだ

なにか思いついた瞬間、店で倒れて、何日も目が覚めないフ





みんなで潤子に集まる

横井:今は体が第一 絵本はとりあえず諦めるしかないのでは

潤子:
人は誰でもいつかは死ぬんだ だから大事なのは、今をどう生きるかってことだろう

あの絵 満州の夕陽だよ 私も戦争に負けて、満州から引き揚げてきた
満州の大地はどこまでも続いていて、その中を逃げて逃げて、日が暮れてあたりが真っ暗になるのが怖かった

だからバカゆって、みんなで励まし合って歩いたんだ
そうしなきゃ生きていけなかった

あの満州で生き延びられたのは仲間と笑いがあったからなんだよ
この世の中で一番大事なものは笑いなんだって

だからフは命がけでマンガを描いてるの
そんなフの想い消さないでおくれ

リ:私、バカになれたかもしれない


みんなで病室に来る
リ:みんなと一緒に絵本を完成させたいの



病室で描いているとフの意識が戻り、原稿を見せる



マ:セリフで説明なんてしなくていいんですよね
ト:目の見える人が、見えない人にギャグを教えてあげればいいのよね
リ:そして、みんなで一緒に笑えばいいんだよね
フ:そうだよ
リ:最後のページはパパお願い



横井:うちではありませんが、企画が通りました!

こうして世界初の点字マンガが出版された
ヒに読んであげる子どもたち ようやく笑うヒを見るフ









フ:
みんなさ、一緒に生きなきゃダメなんだよ
恵まれてる人も、ハンディを背負ってる人も
バカも利口も、ぜーんぶごちゃまぜになってるんだよ
これでいいのだ



半年の入院生活を経て退院したフ
退院祝いをするが、これが家族最後の団欒となる

夜 マはいつかフが見て泣いていた原稿を見ている





マ:
リエちゃん、未来の子どもたちにも伝えてね
世界一のバカを目指した赤塚不二夫のマンガを
それが私の一番の願い






事務所から見える夕陽を眺めるフ
リは大学を卒業するためイギリスに戻ると伝える







フ:
もっと真面目にふざけたかったな
バカっていうのは、自分が裸になることなんだよ
世の中のいろんな常識を無視して、
自分なりの純粋なものの見方、生き方を押し通すことなんだ
だから、バカこそ語れる真実はいっぱいあるんだ


リ:私、パパの娘で本当に良かった

フ:ほんとにバカ娘だな
泣いてる時も笑ってるような顔をするんだね


【2009年 赤塚不二夫展】

フ、ト、マまで亡くなったんだ/驚 もう10年も前になるのかあ!
この展示室、ちょっと新宿の弥生美術館に似てる





リはアーティスト、フジオ.プロの社長となった
ガランとした事務所に来たリは、フ、ト、マの幻影を見る
中に入ると消える 机の上には、4人での結婚会見の絵などがある















泣きながら見ていたリは、最後には笑ってしまう
リ:笑いは生きるエネルギーだね、パパ









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