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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『小さなとらと大どろぼう』 ライナー・チムニク

2010-07-17 17:45:17 | 
『小さなとらと大どろぼう』 ライナー・チムニク/作・画 山室静/訳 偕成社
訳者の「はじめに」の中で「日本に紹介されるのは、これが初めて」とある。
よく吠える「ほえどら」という種類の小さなトラが、ソスノビッツの森奥深くにばかりいるのに飽きてしまって、
町に下りてきたら、5人のギャングにさらわれて、動物園の檻に入れられてしまう。
しかも翌日、珍しいトラを大勢が見に来る頃にはもう、ギャングはトラを盗んで、
別の町の動物園に売り払うといった繰り返しで、ギャングはどんどん肥えて、高級車を乗り回すが、
トラはすっかり病気になってしまい何もする気力がなくなる。
そこに「夜ぴょんぴょん」てゆうフシギな動物が現れて、ほえトラを助け、森に帰ることができた。
檻の中にはギャングが入っていたってゆうオチw

どのページにもココロがほっこりする線画がたくさん描かれている。とくに鹿のおしりが超可愛い!


『プレゼント』スペンサー・ジョンソン/著 門田美鈴/訳 扶桑社

『チーズはどこへ消えた?』のスペンサー・ジョンソン著作。手ごろなサイズと、読みやすそうな文章で興味を持った。
内容は、こないだ読んだ『夢をかなえるゾウ』とかぶる。きっと水野さんは、たくさんのこうゆう自己啓発本を読み漁って、
共通してゆってることを面白くまとめたんだろうな。てことは、これからこういったたぐいの本を読んだら、
全部『夢をかなえるゾウ』に書いてあることの繰り返しってことなのかな
本書は、啓発本としては噛み砕いた分かり易さがあるけど、物語りとしては単純でありきたりな展開。

抜粋メモ

p.40
「悪い面に目を向ければ、それだけ活力も自信もなくなる。だからこそ、悪い状況にあると気づいたら、努めて良い面に目を向けるようにすることが大事なんだ。良い面を見つけるのが難しい場合でもね。それから、その良い面に感謝し、そこを足場にするんだ。良い面に感謝すれば、それだけ幸せな気持ちになれる。もっと気が楽になるし、いま現在を生きるのがいっそうたやすくなる」

p.51
「過去が忘れられないのは、その経験から何も学んでいないからだ。過去から何かを学びとり、過去を捨て去れば、いま現在をよりよいものにすることができる」

p.57
「同じように振る舞えば、同じ結果になる。だけど、違う振る舞いをすれば、違う結果になる」

p.68
「現在というものの3つの要素をカメラを支える三脚と考えるといい。うまくバランスをとるための三脚と。つまり、いま現在に生きることと、過去から教訓を学びとることと、未来への計画を立てることの3つだ。もしいま現在に生きていなければ、何が起きているか気づかないだろう。過去から教訓を学びとらなければ、未来への計画を立てる態勢はできないだろう。そして、未来への計画がなければ、右往左往するだけだろう。現在と過去と未来の三脚によって、仕事や私生活のバランスがとれていれば、状況をしっかり把握することができるだろう。そして、問題にもうまく対処できるだろう」

p.81
成功とはその人の能力・素質を十全に開花させることである。そして有意義な目標に向かって歩むことである」


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