あれほど騒いでいた#BlackLivesMatter も
ほかのニュースに埋もれて
あっという間に忘却の彼方へ
【内容抜粋メモ】
アメリカ社会で続く黒人への人種差別
問題
解答:キング
単に答えの知識を問うだけではなく
背景を理解して
今の自分と関連付けて考えることができるかどうかが大切だと言います
ワシントン 1963年
アメリカの首都ワシントンに
全米から25万人集まったと言われる
大規模な集会が開かれました
人々が求めたのは黒人に対する人種差別の撤廃
当時アメリカでは、黒人が公共の場所で白人と同席することを禁じたり
黒人の投票の権利を制限したりする差別が公然とまかり通っていたのです
こうした差別撤廃を求める運動の大きなきっかけは、一人の黒人女性の逮捕でした
ローザ・パークスさん
彼女が逮捕された理由は、白人にバスの席を譲ることを拒否したというものだった
(ウーピーゴールドバーグの映画『ロング・ウォーク・ホーム』のモデルとなった人だよね
ワシントンでの集会でキング牧師はこう語りました
「私には夢がある
私の幼い子どもたちが 肌の色ではなく
人格によって評価される国に暮らすという夢だ」
このキング牧師の運動によって
アメリカでは公共施設での人種差別を禁じる公民権法などが制定されました
1968年
キング牧師は演説の5年後、白人の男が放った銃弾によって暗殺されました
キング牧師が亡くなった年に開催された1968年のメキシコオリンピック
陸上男子200 m で金メダルと銅メダルを獲得した
アメリカの2人の選手が表彰台である行動をとりました
黒い手袋をはめた手を高々と空へ
アメリカで依然として続く人種差別に抗議する行動でした
学習塾で社会を教える瀬川さんは
この問題には歴史をきっかけに
今の社会問題についても考えて欲しいという
出題の意図があるのではないかと言います
瀬川さん:
キング牧師を選ぶということだけを切り取れば
この問題はそれほど難しくないと思います
それがただの知識で終わるのか
自分自身のこととして
あるいは今起こっている時事問題の形で
身近に捉えられるのか
差別というのは人種差別だけではなく
例えば LGBT、 男女差別
職業や住んでいる場所、色々なものがある
自分達と同じ仲間というので線引きをして
その外側にいる人に対して攻撃をしてしまう
そうではなくて知的にきちんと頭で理解して
それは良くないのだと
瀬川さんは、差別について考える上での
2つのキーワードを教えてくれました
1.シンパシー:共感すること
2.エンパシー:自分と違う相手の立場に立って考えること
アメリカの人種差別について
異なる状況に身を置く日本の子ども達が
自分のこととしてシンパシー(共感)するのは簡単ではないかもしれません
そこで重要なのがエンパシー
共感できないから拒絶反応をするのではなく
相手の立場に立って考える
そうした知的な行動を伴うという意味が
エンパシーにはあるのではないか
相手の置かれてきた立場をまず理解し
その上で解決策を探っていく
アナ:
人種差別だけの問題ではなく
私たちの身の回りにある様々な差別について
私たち自身どこまで気づけているのか
少しでも相手のことを理解しようと
努力し続けることが大事なんだろうなと改めて感じました
編集長:
相手の言葉をきちんと聞こうとすること
それから何よりも学び続けていくことが大切なんでしょうね
ほかのニュースに埋もれて
あっという間に忘却の彼方へ
【内容抜粋メモ】
アメリカ社会で続く黒人への人種差別
問題
解答:キング
単に答えの知識を問うだけではなく
背景を理解して
今の自分と関連付けて考えることができるかどうかが大切だと言います
ワシントン 1963年
アメリカの首都ワシントンに
全米から25万人集まったと言われる
大規模な集会が開かれました
人々が求めたのは黒人に対する人種差別の撤廃
当時アメリカでは、黒人が公共の場所で白人と同席することを禁じたり
黒人の投票の権利を制限したりする差別が公然とまかり通っていたのです
こうした差別撤廃を求める運動の大きなきっかけは、一人の黒人女性の逮捕でした
ローザ・パークスさん
彼女が逮捕された理由は、白人にバスの席を譲ることを拒否したというものだった
(ウーピーゴールドバーグの映画『ロング・ウォーク・ホーム』のモデルとなった人だよね
ワシントンでの集会でキング牧師はこう語りました
「私には夢がある
私の幼い子どもたちが 肌の色ではなく
人格によって評価される国に暮らすという夢だ」
このキング牧師の運動によって
アメリカでは公共施設での人種差別を禁じる公民権法などが制定されました
1968年
キング牧師は演説の5年後、白人の男が放った銃弾によって暗殺されました
キング牧師が亡くなった年に開催された1968年のメキシコオリンピック
陸上男子200 m で金メダルと銅メダルを獲得した
アメリカの2人の選手が表彰台である行動をとりました
黒い手袋をはめた手を高々と空へ
アメリカで依然として続く人種差別に抗議する行動でした
学習塾で社会を教える瀬川さんは
この問題には歴史をきっかけに
今の社会問題についても考えて欲しいという
出題の意図があるのではないかと言います
瀬川さん:
キング牧師を選ぶということだけを切り取れば
この問題はそれほど難しくないと思います
それがただの知識で終わるのか
自分自身のこととして
あるいは今起こっている時事問題の形で
身近に捉えられるのか
差別というのは人種差別だけではなく
例えば LGBT、 男女差別
職業や住んでいる場所、色々なものがある
自分達と同じ仲間というので線引きをして
その外側にいる人に対して攻撃をしてしまう
そうではなくて知的にきちんと頭で理解して
それは良くないのだと
瀬川さんは、差別について考える上での
2つのキーワードを教えてくれました
1.シンパシー:共感すること
2.エンパシー:自分と違う相手の立場に立って考えること
アメリカの人種差別について
異なる状況に身を置く日本の子ども達が
自分のこととしてシンパシー(共感)するのは簡単ではないかもしれません
そこで重要なのがエンパシー
共感できないから拒絶反応をするのではなく
相手の立場に立って考える
そうした知的な行動を伴うという意味が
エンパシーにはあるのではないか
相手の置かれてきた立場をまず理解し
その上で解決策を探っていく
アナ:
人種差別だけの問題ではなく
私たちの身の回りにある様々な差別について
私たち自身どこまで気づけているのか
少しでも相手のことを理解しようと
努力し続けることが大事なんだろうなと改めて感じました
編集長:
相手の言葉をきちんと聞こうとすること
それから何よりも学び続けていくことが大切なんでしょうね