メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ビロードのうさぎ』

2011-12-24 12:56:53 | 
ビロードのうさぎ
作:マージェリィ・W・ビアンコ
絵:酒井 駒子
訳:酒井 駒子
出版社:ブロンズ新社

▼あらすじ
少年に贈られた立派なビロードのうさぎは、2時間遊んだだけで別のオモチャに興味が移ってしまった。
オモチャ箱の隅にはそんな風に忘れられたオモチャがたくさんあって、「自分こそがほんものだ」と自慢していた。
昔からいる馬のオモチャに聞くと、「オモチャの部屋の魔法によってほんものになれることがある」という。
それからは、少年はうさぎを片時も離さず、うさぎはボロボロになったけれども、とてもしあわせだった。

ある日、少年は高熱を出して寝込み、やっと回復した頃、医者が「少年の周りを消毒して、ぬいぐるみも焼却しなさい」という。
こんなに突然別れが来るとは思わずショックを受けるうさぎのもとに妖精が現れ、
「わたしは子ども部屋の妖精です。愛されたオモチャが、子どもとお別れすることになったとき、わたしが向かえに来てほんとうのものにしてあげるのです」
うさぎはほんものになり、数年が過ぎ、少年は野原の中にいつか失くしてしまったぬいぐるみにそっくりのうさぎがこちらを見ていることに驚く。

Xmas本
詳しいデータはないが、きっと世界中で昔から愛されてきた物語なんだろうな。
自分の幼い頃にも、肌触りのいいお気に入りのぬいぐるみがあって、
母がときどきわたしの知らぬ間に洗濯をして干しておくと怒ったらしいw
あのコたちは一体いつ子どもの前から消えてしまうのだろうか?

ノスタルジックで、絵画のような完成度の高い絵。訳者である日本人女性が挿絵なんだ/驚
この時期だけじゃなく、いつでも、どこでも、これからもずっと愛されるであろう「ほんもの」の1冊。


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全日本フィギュアスケート選手権2011 男子ショート

2011-12-24 12:28:59 | フィギュアスケート
全日本フィギュアスケート選手権2011
世界選手権の出場権目指しての大会でもある。
さすがフジテレビ、金のかかった凝ったオープニング ♪ボレロ が感動的。

<男子ショート>
▼田中刑事
刑事て、デカですか?!世界ジュニア2位の実力はさすが。ジャンプもミスなく、ちょっとスピンが乱れたか。

▼宇野昌磨
14歳。なんだか子どもらしい小柄なコだね。スーツ着て、ジャズなだけにギャップが面白い。でも堂々とした演技。
初々しいデビュー戦。これからが楽しみなスター性も備えている。身長140センチ。あら、コーチは山田さんか。

▼日野龍樹
16歳。ジュニアチャンプ。セーラーの衣装。緊張してるなあ!普段の練習通りの力を大観衆、テレビの前で披露できるだけでもスゴイと思う。
ロシアと日本のハーフなのか。リンクに勢いよく花束を投げ捨ててた人がいた

小塚祟彦
年々精悍な表情になってカッコいい。3×3もキレイ。4回転はやめて、確実に狙ってきた。
技術力+芸術的な表現力を求めて、目標を見据え練習を積み重ねてきた結果の完璧な出来栄え。
ガッツポーズも入って、納得のショート。85・60点。インタビューではスッキリと澄んだ目、汗も爽やか!

▼町田樹
ちょっとスピンの軸が揺れる。いい表情。超スピードアップするタンゴに合わせてのステップがすごい。

▼佐々木彰生
忍者現る 海外にウケそうなプログラム。曲も効果音が入って面白い。観客から笑いが起きるパフォーマンス。
殺陣もある身軽な動き、ジャンプも高さがあって回転が速い。生き生きとした表情、アイドル性のあるいい選手。
去年のプログラムはミッキーだって、それも見てみたい。こんなに楽しいのに点数は上がらないんだな。

▼村上大介
4回転サルコウは転倒。アクセルもステッピンングアウトで手をついた。こちらは一転してスタンダードで骨太な演技。

▼中村健人
女性ファン多そうなイメケン。3×3もスマートに跳んで、キレのよいタンゴを舞う。
常に誰かをリードしているような振り付け。3つめのジャンプで転倒。スピンのバランスがいまいち。

高橋大輔
4×3が決まった これだけの完成度をもってしてもまだ「全部を見直したい」というチャレンジ精神。
ついこないだのスタンディングオベーションで観客を揺らした演技が再現された。
10回目の全日本。ソチに向けて現役続行を決意し、高橋の長い闘いはまたここからスタートする。
力強いガッツポーズで本人も納得の完璧なショート。96・05点。技術点は満点の50点。これを世界にも見せたい。

▼無良祟人
この空気の中やりづらいだろうけど、4回転は抜けた。3つめのジャンプも転倒。力みがあったか力を出し切れず残念さが残る。

羽生結弦
4回転は3回転に。さまざまなバリエーションのスピンで締め。今年ずっと注目を集めてきた彼の潜在能力には来年も引き続き期待大。


日本フィギュア界は本当に逸材がどんどんと育ってきていて頼もしい。
全日本てことで、ずっとグランプリシリーズを見てきたから全員日本人なのがなんだかフシギのような気もしたけど、
それぞれ個性があって、持ち味、技術力もあって、見飽きなかった。
それにしてもどこまでレヴェル上げるんだ高橋大輔!
みんな血のにじむ思いで練習してるのに高い高い壁となって立ちはだかる。



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『11人もいる!』

2011-12-24 12:14:38 | ドラマ
『11人もいる!』
脚本:宮藤官九郎
出演:神木隆之介、光浦靖子、加藤清史郎、広末涼子、田辺誠一、星野源、きたろう ほか

▼あらすじ
真田家は、子だくさんの大家族。元ストリッパーで自由奔放だった母メグミは交通事故で他界。
その後、料理上手な同名の恵が後妻に入って、才悟が産まれるが、ある日押入れで泣くメグミの幽霊を見てビックリ!
たらしの彼氏と付き合う長女、アイドルに本気で憧れる次女、趣味が渋いデブキャラな三女、
イジメられてることに全く気づかない次男、優劣感に悩む双子、会社が倒産して居候している叔父、
性同一性障害をカミングアウトしたおばあちゃん、そしてまだ高校生なのに一家の家計を支え、子どもまでデキちゃった長男。
才悟に「おっぱいを触らせる」約束をして、家族を見守るメグミだったが・・・


クドカン脚本&源くん出演てことで楽しみにしつつ、なかなか時間がなくて、予録してたのをまとめて見た。
大家族て設定に最初は散漫な感じがして、面倒くさいなって思ったけど、
1話ごとに1人ずつ家族を紹介しつつ、それぞれが抱える面倒な問題を取り上げて、
かつ、家族っていいなってことを、最後に源くんがギターで弾き語りするってゆうお得なコーナー?もありv

「ダイナミックパパ」てゆううるさい役でカヲルさんも登場w
うるさい柄のTシャツを着て、テレビ番組とは全然違う実体なのが笑う。

長男に子どもが出来ちゃったってことを担任に報告した時の、
「9人目すげえな真田家、スカパラ目指してんの?!」てセリフに爆笑!
その他、細かいギャグに笑いつつ、こんなに面倒臭いのに、なんだか楽しんでる家族に感心。
・・・でも、あまりにも無計画すぎるよ、父

個人的には、倒産した会社経営者役で佐藤二朗さんが出演してるのも嬉しいv



追。
大人の来年の芝居のDMが届いた
でも、先行と言えどもまったく安心はできません。
来年早々ヘルプのメールが届くかもしれませんが、その節はどうかよろしくっ!祈×∞


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