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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

JOE STRUMMER 『LET'S ROCK AGAIN!』

2007-09-10 23:55:55 | 音楽&ライブ
JOE STRUMMER 『LET'S ROCK AGAIN!』

ケイトが次に貸してくれたのは彼女の好きなジョー・ストラマーのDVD。
わたしは勝手にそうとう若い頃にクスリが原因とかで亡くなっているスターだと思い込んでいたけど、亡くなったのはついこないだ(2002年12月)なんだね。
折りしも前回のJUSTA RADIOでも特集したみたいだし(聴き逃した)、
9月8日から映画『LONDON CALLING』が公開されてて、とてもタイムリーな出会いだった。

このDVDは本人をよく知らないわたしでもかなり感動の1枚。
てっきりクラッシュ時代の映像かと思いきや、解散して11年も経ってから再活動したバンドのツアーを撮ったドキュメンタリー。
奇しくも来日した時の映像が入ってる。朝霧ジャムでのアクトやオフの原宿散策などなど。
演奏してるのはロックやレゲエ。そいえばパンクを最初に支持したのはレゲエファンだったんじゃなかったっけ。妙な感じだけど。
相変わらずパンクやってるJ.ロットンのカッチョよさにもにもビックリしたけど、
年を重ねたあったかい深みのあるロッカー、ストラマーもカッコいい!
(わたしはイギリスのアクセントが大好きだし
ライブの後もずぅっとファンにサインしたり、話を聞いたりしてる、なんていい人なんだろ。

自分らの音楽活動を知ってもらうために道で声をかけて手書きのチラシを配ったり、
ラジオ局を訪ねて売り込んだり、レコード屋を回って演奏したり。
「音楽業界は変化が早い。若いバンドが絶望する気持ちも分かる。すぐ忘れられてしまうんだからね」
ジム・ジャームッシュやアキ・カウリスマキ監督作品など俳優業もこなしていたんだ。

「俺は下働きだと思ってる。1つ目の理由はそれが真実だし、
2つ目は調子に乗りすぎるのを防いでくれるからだ。
3つ目の理由は、結局、皆下働きなのサ」(hackってゆったのかな?


彼の哲学にぐっときた。「柔軟性」てとても大切なポイントじゃないかな。
どの曲も気に入ったけど、ラストに流れた歌に感動。これかな↓
Johnny Appleseed/Joe Strummer And The Mescaleros


Keep on Rocki'n!!!


2007-09-10 23:54:55 | 日記
何度も同じようなパターンの夢を見るのは、心理学的には深層心理からのメッセージの場合が多いらしい。
今朝見たのはこんな感じだ。

親は外出していて、わたしは一人でアパートにいる。
外は大嵐で、見ると玄関のあたりの木が腐って、すっかり外まで見えている状態。
すぐ前の家も同じようにボロボロになっている。
とても焦って今日は学校(会社?)を休もうかと時計を見るとまだ朝の5時。
台所でやかんを火にかけるけれども、近くに置いてた布巾に火が燃えうつって
また慌てて消したりしている。

大きくてグロテスクな色をしたが家に入って(虫は大の苦手)、パニックになりつつ
窓にとまったときにレースのカーテンで包みこんで、何か叩いて殺せるものを探すが(殺すのもイヤだっ!
見つからないうちに蜂はどんどん逃げようとカーテンの端に這い上がってくる/大汗
うなされ加減で目が覚めたら、昨夜めざましをかけ忘れていたのに丁度いつも準備を
しはじめる時間に起きた(体内時計?驚

いつも夢に出てくるのは、生まれ育ったアパートで、いまはもうオリンピックの区画整理かなにかでなくなってしまっている。
ときどきクルマで通りかかると、幼少期を過ごした場所がすっかり更地みたくなっててフシギな感じだ。
今、帰省するのは父の実家だが、こちらはほとんど出てこない。なぜなんだろう。
それに家に一人でいる状況が多い。兄はほとんど出てこないし/苦笑
以前も嵐の夢を見たときここで調べたら、
「巻き込まれる場合、状況は終息に向かっているので大丈夫です。」て書いてあって
そんなに悪くもないのかと思ったんだけど。
蜂は、「夢主が神経過敏になっていることや過剰な自己防衛をあらわします」だって。

夢日記をつけていると夢を意識的に見るようになって、記録することで流れが見えて
よりメッセージを受け取りやすくなるという。このシリーズはまだつづくのだろうか。

昨夜のジャスタで脳内メーカーの話題が出ていた。
新しい項目が増えたんだね。早速やってみたら、脳内フェチはこんな感じ(写真参考
脚にはそれほど注目してないんだけどな。やっぱ声w


『夜~LA NOTTE』

2007-09-10 00:07:39 | 映画
『夜~LA NOTTE』(1961) イタリア/フランス
監督・脚本:ミケランジェロ・アントニオーニ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、ジャンヌ・モロー、モニカ・ヴィッティ ほか

つづけてアントニオーニの「愛の不毛」シリーズ。イタリアを代表する色男マストロヤンニは
好きな男優のひとり。モローとヴィッティとの競演は豪華そのもの。
だんだんこの監督のゆったりした時間と人物の感情の流れに慣れてきた。

story
小説家の夫の親友が末期症状と分かりつつ、夫婦でお見舞いをする。途中でからんでくる女性患者のインパクト大。
その後、夫のサイン会に同行した妻は所在もなく、一人タクシーを拾って郊外を散歩する。
(この監督は女が考え事をしながらひとりで歩き回るシーンが好きなのかな。
建物の裏では若者が本気でケンカしてるし、広場ではロケットを上げている。
心配した夫に迎えに来させて家に帰るが、「退屈な家にいたくない」と外出。
クラブで見た女ダンサーも強烈なインパクト。だが2人の閉塞したムードは消えない。
ハイソなパーティに出かけ、相変わらず一人考え込む妻とは逆に、夫はその屋敷の若くて
美しい娘(ヴィッティ)にちょっかいを出している。夫の浮気を冷静に見つめる妻。
既婚者と知って傷ついた娘も「家庭を壊すつもりはない。わたしはすぐに飽きてしまう性質なのよ」と案外冷めている。
中庭で生演奏しているジャズがとてもイイ。
パーティもお開きになる頃、屋敷のはずれの森で妻は夫に対する愛情がとっくに冷めていたことを告げる。

愛を交わすシーンがこれほど哀しく見えるものか。
公開当時ヴィッティが30才で、モローが33才とあまり大差ないのに、なんだかモローがとっても老けて見えるのは黒くて短くカールした髪のせいか。
同じくショートの黒髪に染めているヴィッティと2人ともセクスィに背中のあいた
黒いドレスの細い肩ヒモがいつも腕に落ちている感じが艶っぽい。
伊達男マルチェロはとにかく女性に優しすぎるくらい終始優しいのに、妻は飾り物としての
存在でなく、知性を持った一人の人間として見て欲しかったということだったのかな。

この調子で他の作品も観てみたくなってきた。