春一番の雨
子どもみたいに かみなりを数えて外をみる
窓から思い切り身を乗り出して 大きく息を吸いこむと
優しく湿らす雨の香りがする
埃のまじった空気を洗え
砂のかぶった屋根を洗え
灰色の葉から 緑を奪いもどし
ずべて自然の色があらわれて 生き生きと揺れている
雨の季節がやってくる 誰に云われたわけでもなく
汚れたなにかを洗い流しに
今年も雨の季節がやってくる
わたしの部屋にも 降りしきる
追記(作詩当時の)
部屋の窓からはたった半分しか雨空が見えない
屋根と窓ばかり
部屋の中は妙に生暖かく
雨の香りと その冷たい風が
時々 心地よく入ってくるだけ
なんて激しくみじかい雨だったろう
子どもみたいに かみなりを数えて外をみる
窓から思い切り身を乗り出して 大きく息を吸いこむと
優しく湿らす雨の香りがする
埃のまじった空気を洗え
砂のかぶった屋根を洗え
灰色の葉から 緑を奪いもどし
ずべて自然の色があらわれて 生き生きと揺れている
雨の季節がやってくる 誰に云われたわけでもなく
汚れたなにかを洗い流しに
今年も雨の季節がやってくる
わたしの部屋にも 降りしきる
追記(作詩当時の)
部屋の窓からはたった半分しか雨空が見えない
屋根と窓ばかり
部屋の中は妙に生暖かく
雨の香りと その冷たい風が
時々 心地よく入ってくるだけ
なんて激しくみじかい雨だったろう