素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

よくある「創造物に絶望した創造主が敵になる」パターンについて

2020年02月17日 03時36分58秒 | 日記
今週のリュウソウジャーでエラスがドルイドンの創造主ってことだけじゃなしに、実はリュウソウ族の創造主でもあったという事実が明らかになりましたけど。
曰く「元々エラスは地球の支配者としてリュウソウ族を創ったが、リュウソウ族が勝手に進化して自分勝手に生きはじめ、戦争まではじめて星を傷つけるようになったから、リュウソウ族を滅ぼすためにドルイドンを創った」
「しかしそのドルインドンも地球支配を目論み、破壊活動を行うようになったから、今はリュウソウ族とドルイドン両方を『要らない』と思っている」
創造主の願いから外れた存在になってしまったから、創造物を滅ぼすっていう動機で神が人間の敵になるって展開。
わりと腐るほどあると思うんですが。
前のプリキュアのスタプリしかり、仮面ライダーアギトしかり、バスタードしかり、デビルマンしかり、ある意味メガテンもそうですね。
で、「自分の理想ではないからと、創造物を廃棄処分にするなんて傲慢だ!」っていって、創造主に反旗を翻す。
ここまではよくあることですね。

しかし。

ジッサイ、創造主の立場に立てばどうなんかね?

ちょっと思った。
理想社会を築いてくれと思って作り出した存在が、自分勝手に愚か極まりない行為を繰り返して、世界を好き勝手に荒らしまわっている。
それを目の当りにしたら?

で、そのせいで苦しんでいる者たちが「神様、なんとかして」とか助けを求めてきたら?

製造物責任で、自分のやらかしの責任を取らねばならぬ。
そういう心境に陥ることって、果たして傲慢なのか?

「ボクの仕事は創造するまで。良かれと思って創造したんだ。その後その創造物が何をやらかしてもそいつの責任。ボクは知らんもーん」って言うのが本当に正しいの?

正しいとは思えないんだけどなー。

しかし、リュウソウジャーに限って言えば、エラスはすでにリュウソウ族で1回、ドルイドンで2回、種族を創造して失敗をやらかしているわけで。この上で「リュウソウ族とドルインドンを滅ぼす第三の種族を創造する」なんて言い出したら

「ちょっと待てお前何回同じ失敗を繰り返すんじゃ」

ってツッコミを入れられるとは思うんですけど。
次回予告を見る限り、多分そっちでは無いと思う。同じ失敗は繰り返さず、別のアプローチで自分の理想を実現するわけね。
(それが何であるかはまだ分かりませんけど)

人間にとってはありがたくないけど、学習する姿勢は評価できる気がするw

アニメオーフェンが致命的なカットをしているような気がする

2020年02月16日 02時24分53秒 | 日記
ディープドラゴン・フェンリルの行使する魔術・暗黒魔術が視線を媒体にする魔術だと何故言わない?

まぁ、ひと睨みで精神崩壊を起こしそうになった、ってところで想像はつくかもしれんけどさ。
ここ、ハッキリ言っておくべきじゃないの?

原作では確か比較的に早い段階で、暗黒魔術の恐ろしさを語るシーンがあったと思うんですけど。
まず威力が半端なく、加えて媒体が視線なので恐ろしく射程距離が長い。
効果はオーフェンにやったような精神攻撃、精神支配、あと物理的な破壊も可能。
ちょっとした町でも、ディープドラゴンが10分も眺め続けていれば壊滅させることが出来る。

まともに戦ったなら、人間の魔術師が敵うはずのない相手なんですが。

色々あって、ディープドラゴンと戦わねばならなくなったとき。

勝ち目がないと諦めそうになるも、ふとした切っ掛けで「あいつらも魔術師なんだ」と気づき、媒体が視線であることの弱点をついて戦いを有利にする展開来るんですけど。
強大な力を持つからと、戦う前から諦めたりせず、弱いカードで連中の超強力なカードに立ち向かうにはどうすれば良いのか。それを必死で考えて、戦うわけ。
燃える。

しかし。

ここで燃えるためには、事前に暗黒魔術の詳細を知っておく必要があると思うんですけど。
何故言わない?

私が気づいてないだけ?
それとも、原作で比較的早く語ったと思ったことが思い違い?

でも、話の文脈からして、ディープドラゴンのことを会話したときにまず連中がどういう存在かは話すはずだよなぁ?
連中の魔術の媒体が視線であることは特に。

でないと「ひと睨みで精神崩壊」って言葉が伝わらなくなる
いきなり言われたら「どゆこと?」ってなるはずだものね。

ついうっかり知ってる前提で話してしまったというのであれば、あとから「実は~」って補足するのが自然なんでは。
それが全くなかったもんなぁ。

手元に原作が一冊も無いから確認できんけど、削ってはいけない部分を削られた気がする!

2月はドラクエ3と4の発売月らしい

2020年02月15日 09時39分20秒 | 日記
私、印象に残ってるドラクエって3と4なんですよね。
5もまぁ、好きだけど。
(プレイしたのは1~5、7)

ドラクエ3と4ですが。
話が好きなのは4。
ラスボスのデスピサロが好きで。
人間を忌み嫌い、人間を滅ぼすと宣言する魔族の男なんですが。
彼は人格破綻者では無いのよね。
人間以外の種族、特にモンスターには普通に慕われているし。
エルフの恋人・ロザリーも居る。

で、そんな男が終盤の展開で人間にロザリーを攫われて。
ロザリーを人間になぶり殺される。

ドラクエ4の世界では、エルフの流す涙はルビーになるので。
ルビーに目がくらんだ人間に、よってたかって拷問死させられるわけですわ。

決して「人間を敵視するデスピサロを苦しめてやろう」という、人間側の復讐心じゃないのがミソ。

ロザリーが攫われたことを知ったデスピサロは救出に向かうも一歩遅く。
駆け付けたときにはすでに瀕死の重傷を負っており。
自分の腕の中でロザリーが息絶えてしまう。
そして「人間を一人残らず殺し尽くしてくれる!」と固く決意を固め、禁断の秘術「進化の秘法」を自分に使用する覚悟を固めるのですが。

勇者たち一行が魔王の城デスパレスに乗り込んだとき。
デスピサロはかつての美青年の姿ではなく、醜い怪物の姿に変化していて。
過去の記憶を全て失って、ロザリーとの思い出も全部無くしていた。
しかし「人間を根絶やしにすることが我が使命」ということだけは覚えており、勇者たちに最後の戦いを挑んでくる。

復讐に燃えて、忘れてはいけないことまで忘れてしまったのか。
ここが悲しくてね。

で、厳しい戦いの末、デスピサロを倒すと。
急速に醜い化け物の姿から元の美青年の姿に巻き戻り。死ぬ。
ロザリーとの記憶を取り戻すことも無いまま。

姿は戻ったんだから、最期に一言「ロザリー」とでも言えばまだ救いがあるのに。
それすら無い。

爽快感は無いけど、何とも言えないこの後味。
好みでした。

どうも世間では不評だったらしいですが。


ゲームとして好きなのは3。
やり込み要素が多かったよね。

転職によりスーパーキャラを作る楽しみがあったし。
敵が落す宝箱からしか取れない最強武器が存在した。

簡単にいうとウィザードリィに近かったんだよね。
ドラクエ3は。

そういう要素、その後のドラクエには無かったんですよな。

なんでなのか。

単純に想像すると「ひとつのゲームで延々遊ばせ続けることでプレイヤーを引き付け続ける」ということを捨てた。

これなんですけど。
クリア後に行けるラストダンジョンが5ではあったような気がしますけど、そこを攻略してしまうともうやること無いですよな。
確か全てのアイテム、買うか拾うか出来たはずだったし。

レアアイテムを求めて延々雑魚敵を倒し続けるとか、勇者系以外の全ての呪文を習得した戦士や武闘家を作るとか。
そういう楽しみ方が出来ない。

そりゃね、4や5でも遊び方はあるわけですよ。
やり込み的な。
例えば勇者一人で冒険してみるとか。
呪文は一切使わず、ライアン勇者アリーナトルネコのみでクリアを目指すとか。
やりようはいくらでもあるわけですけど。

でもそれは「レアアイテムを探す」だとか「手間暇かけて”ぼくのかんがえたさいきょうきゃら”を作る」と比較すると、とっつきにくいやり込み方ですよね。

何の考えも無しにこういう要素を外すとも思えないので、やっぱ「そんな要素、ゲーマーにしか喜ばれないから、作るだけ無駄」って思われたのか?

……と、商業主義的な結論に持っていきたくなるところですが。
よくよく考えると、それは変。
敵が宝箱を落とすことがあるってのは別に後のシリーズでもあるはずだし、そこにレアアイテムを紛れ込ませることにどれほどの労力があるというのか。
じゃあ、理由は別にあるのでは?

……まさかとは思うけど「雷神の剣欲しさに大魔神を3日ほぼ徹夜で狩りまくったけど、全然落とさない!なんとかしてくれ!!」って泣き言を言うライトゲーマーが結構いたとか?
で「こういうアイテムを作るのって不評なの?」って考えた?

……思えば、6は知らんのですが、7の転職システム。
3みたいなのを想像していたら「転職しても取り返しのつかない弱体化はせず、いつでも戻れる」という、ファイナルファンタジーのジョブチェンジみたいなのになってて。
「これ、違う」って思ったけど、あれも「折角育てた魔法使いを僧侶にしたらレベルが1になって能力値が半分になった。心が折れる」「転職のタイミングを間違えて、育てた賢者をあまり呪文が使えない戦士にしてしまった。しくった」と泣き言を言うプレイヤーがいたとか?

制限があったり、決断が必要だから面白いって面もあると思うんだけどな。
もし、私の想像通りの理由だったらなんか嫌ですわ。

ゾンビ三部作DVDを買おうと思ったんですが

2020年02月14日 04時15分32秒 | 日記
ロメロのじーさんのゾンビ三部作のDVDが欲しいな~と思い。
アマゾンで検索したんですが、高いっすね;
DVD、5000円オーバー。

30年以上前の映画なのに;

古い映画だから今なら安く新品で買えるかと思ったんですが、どうやら難しいらしい。
じーさんが惜しまれつつ亡くなったの3年前だから、まだ安くなるとかそんなん無いのかね。

三部作以外のロメロじーさんのゾンビ映画は全部持ってるんですが。

ランドオブザデッド、ダイアリーオブザデッド、サバイバルオブザデッド

……ちょっと調べたら、バイオの映画にも関わってるのか;
そっちは持ってないな;


ロメロのじーさんは私は大好きで。
最初の出会いは地元の散髪屋。

散髪屋のおじさんが、客の待ち時間用映画としてレーザーディスクで見せてくれたのよね。
小学生のときに。

今思うと虐待なんじゃないのかなと思うけど、観ましたよ。
死霊のえじき(原題:デイオブデッド)

ラストで生き残り人類が立て籠もっていた基地にゾンビがなだれ込み、自分の暴力をちらつかせてデカイ顔をしていた軍人チームが八つ裂きにされるシーンはその後1週間くらい夢に見たなぁ。

胴体を真っ二つにされるとか。

首を生きたまま引きちぎられて残った身体をウマウマされるとか。

夢で見てうなされた。


その後、大学生になってから、ゾンビ映画に興味を持ち、思い出の死霊のえじきをもう一度観てみようと思い、レンタルで借りて観たら

ハマった。
で、他のも全部観た。

ゾンビがメインの映画じゃ無いんだよな。
人間ドラマが面白いのよ。

軍人チームの横暴だとか。
研究者チームの学者の一人の浮世離れだとか。
このままいくといつかは物資が無くなるけど、今は王様気分に浸れるからとゾンビを駆除したデパートの商品で現実逃避しながら豪遊する主人公一行とか。
「俺は家族を守らねばならない」ということをお題目にして、自分勝手な行動を正当化するクソ白人親父だとか。
夜明けとともに助けに来た騎兵隊が、ゾンビ狩りを楽しそうに、鼻歌交じりに行うさまが何故かとてつもなく醜く見えるさまとか。

ゾンビはおまけというか、世界設定。
主人公じゃない。

無論、手は抜かないんですけどね。
人を喰うシーンの。

あと、作品毎に社会批判がねじ込まれているのよね。
死霊のえじきはちょっと解説できないのですが、一作目のナイトオブザリビングデッドはベトナム戦争。二作目のドーンオブザデッドは大量消費社会。
四作目のランドオブザデッドは中東問題、五作目ダイアリーオブザデッドはインターネット、最終作サバイバルオブザデッドは討論。
(特にダイアリーオブザデッドは皆に観てほしい内容。既存メディアとインターネットメディアの違い、特性、どう受け取っていくべきかが描かれている)

ロメロのじーさんはアメリカン左翼だったので、アメリカの抱える問題を批判的にゾンビで表現しているんです。
社会問題をゾンビに落とし込む手法は見事の一言。

とはいえ、アメリカ悪いアメリカ土下座しろって内容でも無い。
根底にアメリカへの愛がある。
愛があるから、良くないところを自覚し、良くなろうというそういうメッセージ。

……日本式左翼は好かんけど、こういう左翼は尊敬できるわ。
オススメです。(グロ耐性は要りますがね)

この差はなんでなのかわからんけど

2020年02月12日 04時39分25秒 | 日記
闇金ウシジマくんでもよくある話ですけどさ。
底辺層が一発逆転で富裕層を狙う、っての。
ウシジマくんの場合はそれで大体破滅し、地獄に堕ちるわけですが。
闇金で金を借りて怪しい出資話に投資し、金を持ち逃げされて殺される羽目になったり。
富裕層のコバンザメをしていれば、そのうち仲間入りできるんじゃないかと妄想し、闇金で金を借りて無理矢理付き合って、結果やっぱり死ぬ羽目になったり。
彼らに共通しているのは「堅実に頑張っても富裕層にはなれない」って思ってることで。
読者としてはそこに激しい嫌悪感を感じて(何故富裕層を目指す必要がある?健康で文化的な生活が送れるのであればそれでいいじゃないか)破滅していく彼らに全く同情できなかったのですが。

昨日に引き続きだけど、パラサイトでのそういうネタはちょっと違いましたね。
なんというか、哀れだったわ。

貧困一家の長男は、家庭教師をしているうちに教え子の富裕層一家の長女と恋仲になってしまい。
将来は彼女と結婚したいって言うんですけど。

その計画がね。
稚拙極まりない。

結婚式のときだけ、偽の両親役の役者を雇おうと思っている、だとさ。

結婚式さえ凌げば後は大丈夫だとか思ってんだ?

んなわけないだろがよ。

親戚づきあい希薄なあんた方と違って、富裕層は横のつながりを大事にするはずだから。
娘婿の両親についても交流を持つべきだと思うはず。

それが分からないんだね。
悲しいわ。

韓国だって季節の行事あるはずですよね?
金持ちだったら、そういう節目節目は盛大に行おうとか思うと思うんだけど。
そのたびにどうすんの?同じ役者を雇って偽の両親を演じてもらうの?

そんなん、絶対いつかはバレる。

そこに思い至らないのよね。

嘘を吐かない、人を裏切らない、義理を守る。

これ、真理だから。
健全に生活していくための。

でもそれが理解できないんだよな。
悲しいわ。

映画のラスト、富裕層の旦那さんの仕草に劣等感を刺激され、衝動的に刺し殺してしまった貧困一家の父親が、警察から逃げるために屋敷の秘密の地下室に隠れ住んで身を潜めていると知った長男。
いつか、父さんを地下室から助け出すと心に誓うんですが。あの屋敷を俺が買い取って、と。

そのためにどうするか。

学歴も結婚も関係ない。
とにかくお金を稼ぐんだ!

決意はいい。
どうやって?

あんたの父さん、その決意でチキン屋やったり、台湾カステラ屋やったりして悉く失敗し、結果借金だけ抱えて乞食まがいのどん底生活に堕ちる羽目になったんだよね?
気持ちだけでは夢は叶わないよ?

なんとも後味悪かったですね。まぁ、そこが味なのですが。