素振りブログ。

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まぁ、ハヤシさんの母の罪が軽くなるわけじゃ無いんですけども

2019年11月23日 08時22分25秒 | 日記
先週の死役所は、死役所職員ハヤシさんの生前の話でしたけど。
「大好きだった祖父が死に、葬式が終わった後、自分が祖父と思っていた男が実は実父だったと知らされ、そこから人生が狂っていく」
こういう話で。

ようはハヤシさんは祖父と母が不倫して生まれた子供だったんですな。
で、何でそれを知ったのかというと、母が死ぬ前に手紙でハヤシさんが誰の子か書き残してたかららしい。
(ハヤシさんの母は彼が幼い頃に死別しているのです)

これについて「何で墓まで秘密を持って行かない」「これさえ無ければ誰も不幸にならなかったのに」「母が狂っている」
こういう感想をちらほら見かけたんですけども。

私もそれに関しては最初ちょっと思ったんですが、後から現実の事例を思い出しましてね。

結構あるそうなんですよね。

死に際に人に言えない不倫の過去を告白する人。

「実は義兄さんと間違いがあって……」だとか。

自分はもう死ぬから、死ぬ前に自分の心を軽くしたい。
なんてワガママな。残される人々の人間関係、人生はどうでも良いってか!?

そう憤慨する気持ちはよく分かるんですけど。
私、ちょっと考えたんですよ。

死に際に脳の機能が低下するって可能性、無いのかな、と。

前に、認知症の症状で未来予測の機能が衰え、頑固さが増強されてとても迷惑な人間になってしまう悲しい事例の話をしましたけど。
それと同じようなことが起きたりはしないのか。

死に際で脳の機能が低下して、自制心が低下。黙っていないといけないことを暴露してしまう可能性。

なんかありそうな気がするんですよねぇ。素人の感覚ですけど。
別に死に際で無くても、酒を飲んだり、寝ぼけていても脳の機能って低下しているわけじゃないですか。
いつも一定ってわけじゃない。
だから、脳の機能が低下したら自制心が低下してしまうって事例もありえると思うんですよ。

だとすると。

当たり前のことですけど、絶対に口外してはいけないようなことは、なるべくしないようにして生きるのが正解なんですかね。
(でないと人生の最後で「お前なんて居なければ良かったのに」って言われる事態を引き起こしてしまうかもしれないからな)