なかなか良い回答を読ませてもらった感

今週の産経新聞の人生相談は面白かったな。

都内で暮らしている４０代女性からの相談。
現在都内で金に困らない程度の給料をいただいて生活しています。仕事に不満は無いのですが、夢が別にあって、その夢を追おうか迷っています。
夢を追うには仕事を辞めて勉強をしなければいけません。仕事を辞めても数年は食いつなげる程度の蓄えはあると思います。夢を追うべきでしょうか？

回答者の答え。
やめておきなさい。
あなたは毎月給料をもらえるという環境のありがたさがまるで分っていない。
少しは会社に感謝すべきだ。会社に感謝をしていたら、まるで今いる会社を踏み台にして、自分の望みを叶えようなんて考えは出ないはずだ。
あなたの内心を会社が知ったら、あなたに投資してきた会社がどう思うのか。
それに、あなたの追いたい夢を現実に追っている人々は、若い時からずっと追っているはず。そんな人間と競い合って勝ち残れると思うのは驕りだ。
夢を追うということは遅すぎることは無いが、限度はある。
それに、あなたが会社を踏み台にするのであれば、会社があなたを使い捨てにすることも是とすることになる。
ある日突然肩を叩かれたとき、あなたに選択の余地など無い。

確かこんな感じの回答。
現実的でスッとしたｗ
無責任に「好きに生きるべきだ」って言わないのがね。
向上心を持つこと、夢を持つことは大事ですけど、やっぱ限度があるわな。
向上心を持つせいで、いくら得ても足らぬことを嘆くのであればそれは害悪だし。
夢を追うために他人を裏切る必要があるのであれば、そんな夢は毒みたいなもんですな。
向上心も夢も、今ある幸せを壊さない範囲でとどめるべきですよね。
過ぎたるは及ばざるがごとしなのよ。