ドルチェ・ヴィータ!

日々のことを徒然なるまま書いていこうと思っています。

オネーギン①

2010-10-29 23:20:20 | 専科
オネーギンへ行ってまいりました。

評判が良いので楽しみで行ったのですが、噂に違わない良い舞台でした
読書の秋、芸術の秋にピッタリな、秋って言葉出てこないのに、観劇をし終わって、外に出て秋の冷たくなってきた風を受けたら、今日見た舞台をより強く感じる事が出来る作品でした

1幕と2幕でお話の内容や、世界情勢は全く違うのに、主人公であるオネーギンの一貫した人間性、って言うよりむしろダンディーさあらゆる処のホロ苦さ…大人舞台観ている時や、観終わった直後も良い舞台をみた~ってなるのに、後からジワジワと一層の感動や、余韻がにじみ出てくる素晴らしい舞台でした

今までトムさんの舞台はいくつか観てきたのですが、今回のオネーギンって役ほどトムさんの魅力を引き出していた役は見たことがありませんでした(ちなみに私が生で見たトムさんの舞台は「青い鳥を探して」以降です
これ以上のダンディーをどうやって表現したらいいのかわからないダンディーさ、とにかく愁いが激しすぎるほどの哀愁…コレです!トムさんの持ち味はこの要素なんですね当て書きが上手いケイコ先生と男役の1つの完成形を今生きた形で具現化しているトムさんが一緒に舞台を作ることによって、はじめて出来た作品だと思いました。

ガツン!っとくるタイプの良作は最近でもいくつか有ったのですが、オネーギンのようなジワっと来る、心に染みるタイプの良作は久しぶりだった様に思うので、今日は本当に良い舞台を見せて貰えたって満足感でいっぱいです
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