＠タカラヅカ②

銀英伝の感想です。
ネタバレがありますのでご注意ください。


カナメさん（ラインハルト）今の宝塚ではカナメさんほどラインハルトがはまる生徒さんはいないと思うのですが、その期待を裏切らない美しい彫刻のような、若い元帥でしたカナメさんのスゴイ所は宝塚のポスターって結構アレが激しいことが多いじゃなですが今回の観劇はかなり良い席が当たって近くで見れたですが、動いてるカナメさんの方がポスターのラインハルトよりも美しかったんですよあのポスターもかなりアルティメットな感じなんですが、ちゃんと動いて血の通っているラインハルトは格別でした

カナメさんの端正な顔立ちとノーブルな雰囲気で、小説版しか知らない私には、他の予備知識がないので、そのまんまラインハルトでした！キルヒアイスやアンネローゼ様に見せる顔もカナメさんのイメージ合っていて、ちょっとヤバイくらいでした
でも、ラインハルトの冷酷な魅力のところが、宝塚版ではほとんどカットされていたのが残念でした原作にあるアノ冷徹さで、全てを手中に収めていく姿がラインハルトの魅力だと思うのですが…それに伴ってキルヒアイスを失うところも、ラインハルトがちょっと蚊帳の外までは行かなくても、自分の責任と思いつめるところまでは行けなくなってしまっていたのが残念でした。自分の野心の為突き進んでいった結果、最も大切なものを無くすってところが萌え要素だと思う次第であります

ヒルダパートは宝塚らしいさを醸し出すには必要不可欠な事と、わかってはいるのですが、元帥がなんとなく文通をしているところが、ちょっと微笑まし過ぎました最後はヒルダが救いを与えてくれる的なところは王道で良かったと思います

最近のお披露目は大作ミュージカルが多かったですが、どうしても再演だと前の人のイメージがついたり、比べたりしてしまうのですが、新作のしかもはまり役の上での銀英伝最高のスタートじゃないでしょうか
遅くなりましたが、カナメさん、ミリオンさん、トップお披露目おめでとうございます