タイ映画 & アジアな毎日  Thai Movie & Asia Entertainment Diary

主に最新・最速タイ映画情報の掲載とアジア全般のポップカルチャーを楽しむ日々をのんびりと語る日記です。原稿依頼歓迎!

今年の最後の日

2006-12-31 09:17:34 | Weblog
 気がつけば12月31日じゃないですか。今わたしは、宿題をやりきれてない子供のような気持ちで、いっぱいです。

 思えばブログに書きたいなあと思っていたネタはいくつもあったのに、タイミングが合わず、飛ばしてしまったネタも多いです。

 そんな中、最も書いておきたかったネタ二つをタイトルだけ出して、年が明けたらゆっくりと書こうと思います。どうかご容赦を。この二つは、自分の中ではとても良い話だと思うのです。

 とてもマイペースで書いてきましたが、今年もご訪問、コメント、TBありがとうございました。明日には、1年の方針(?)をUpしますが、

みなさま よいお年を! 

 

今年中に書いておきたい事その① シンポジウム「アジア“今”3」レポート

2006-12-30 23:47:36 | Music
シンポジウム「アジア“今”3」~アセアン・エンタテインメントの動向と期待~レポート

ちょっと遅くなりましたがレポートです。結論から言うと、アセアン・エンタテインメントのこれまでの道のりと最近の状況が分かった、つまり現状把握で終わってしまい、これからどうする、って所まで話は発展するまでもなく時間切れでした。

 最初に反畑誠一さんという、音楽評論家であり大学の教授でもある先生が、ここ約10年間に、日本やアセアン諸国で行われた、ジョイントコンサートの流れを説明。今後は、ジョイントコンサートではなく、一緒にひとつのもの(音楽)を作っていく新しい流れが必要ですね、と。そのためには、国境を越えて仕切れる優秀なプロデューサーと、スーパースターが必要ですとのことです。ただし、国境を越えるに際し問題になるのが、著作権。いくつかの著作権を示し、アセアンのどの国が、どの著作権条約(結構種類有り)に加盟しているのかを表で見せてくださいました。

 NHKの山中宏之プロデューサーは、これまでにNHKで手掛けてきたアジアと日本の歌手の合同コンサートで、どんなものを手掛けてきたかを映像と共に見せてくれました。その中には、90年代にアジア各国からコンサートを生中継するASIA LIVEという非常にバブリーな音楽番組から、アジア2000ミュージックフェスティバルそして、いちばん最近の2003年にはJ-ASEAN POPsコンサートを手掛けられたのです。J-ASEAN POPS コンサート公式H.P. 

 シンガポールからは、アーティストであり音楽プロデューサーであるアンドリュー・ラムさんが発言。この方は、国境を越えてアーティストを集めたライブ活動をされており、私がこの方のお話で印象に残ったのは、国境を越えてアルバムを販売する際の、著作権が複雑になって大変という話でした。

 タイの最大手音楽プロダクション、GMMグランミー社洋楽部長スラチャイ・センスリ氏は、なんとプレゼン用のパワーポイントの資料をCD-ROMに焼いて、入場者全員の手に渡るように準備していただけあって、かっちりとした発表でした。同社は、タイ国内で約70%以上のシェアを誇っていますが、それだけでなく海外市場の開拓も。

 氏の話で初めて知ったのは、タイポップスがメロディーはそのままで、歌詞が韓国語に訳されていることでした。ただし、韓国でも有名な歌手に歌わせているのがポイントなんだとか。数曲タイ語と韓国語のバージョンを流し、聞き比べができました。タイ語でも韓国語でもメロディーに乗れば全く違和感ナシ!最近の楽曲だとkat様ことKatreeyaEnglish嬢の“I Think I”も韓国語バージョンがあります。タイポップスに韓国語の歌詞が何の違和感もなく、のっているのでした。耳を澄まさなければ、原語の違いに気づかないかもしれません。

 が、その逆でタイへの韓流の歌手の進出もかなりあるとのこと。ピ(レイン)がコンサートをして、熱狂的にタイ人ファンに迎えられたのは、音楽好きの人ならご存知かと思いますが、それ以外にもミュージックフェスティバルにもどんどん参加しているとか。その際も、韓国からバックバンドを連れて来ないとダメ!なんていうワガママは言わず、身軽に来るのだとか。また韓国政府もK Popの海外進出に力を入れているのだというのです。

 司会の方か反畑先生かどちらかのまとめで、こんなことを仰っていました。日本の映画市場は、欧米につぐ大きな市場で、ゆえに日本の音楽があえて積極的に海外進出をしなくても、なんら問題はない。だからあえて外に出ようともしないし、また洋楽を除く音楽もそんなに積極的に受け入れる姿勢もないのだ、と。

 ということで、どんな形でアセアンと音楽のコラボレーションをしていくのが理想の形なのか、その際著作権の問題をどうクリアしていくのか、その辺の結論が出なかったのでは?というのが私の感想です。

この日のシンポジウムの模様は、なんと動画で見ることが出来ます。

 シンポジウムの動画配信

でも私の感想はまだまだあるので、日をおいてコメント欄に記入します。動画を見たり、日ごろから、アセアンポップスに関してのご感想などあったら、皆様もぜひコメントくださいませ。

バンコク国際映画祭が延期になりました

2006-12-23 15:53:42 | タイ映画
 2007年1月下旬開催 → 2007年7月に開催へ

 当初2007年1月26日~2月5日に予定されていたバンコク国際映画祭が、2007年7月(日付・会場未定)に延期されました。12月22日付けで、主催のタイ国政府観光庁が発表しました。詳細は、バンコク国際映画祭2007 公式サイトの下の方に、延期のお知らせが掲載されているページがリンクしてあります。ご覧ください。

 いろいろ運営に問題もあったのですが、それを書くと長くなってしまいますので、控えます。政権が交代したことの影響もあるのではないでしょうか。Thai Cinema orgによると、これまで海外のスタッフに映画のセレクションを任せていたのを、今後はタイ人で行うことになったとのこと。やっとバンコク国際映画祭がひとり立ち歩きをする、と思って、温かく見守りたいと思います。

 何しろ、私がこの映画祭に毎回参加していたのは、まとめて良質のタイ映画を観ることが出来る、1年に1回の機会だったからです。7月に開催されるのなら、必ず参加します。

 また、良質の映画を集めたいと今回のプレスリリースに書いてあります。日本映画で、これは、と思われる方、ぜひエントリーをされてはいかがでしょうか?去年参加した「村の写真集」は、この映画祭がきっかけで、タイでの一般公開が決まりました。

 バンコク国際映画祭については、今後も随時情報をお知らせしたいと思います。



タムくんアニメ&レクチャー@福岡アジア美術館 12月14日~15日

2006-12-14 08:46:04 | タム君
 タム君アニメツアー行って来ました。本日もう1日あるので、がっつりレポートは今夜以降書きますが、楽しかった~。昨夜(というか今朝)は、おかげさまで心地よい眠りにつきました。

 タム君って?という、まだタム君の作品を見たことない方に朗報です。福岡アジア美術館で、タム君関連のイベントがあります。(福岡在住の方のmixiの日記で紹介されていました。) 

福岡アジア美術館でのイベント告知サイト

福岡アジア美術館、通称アジ美は、私も福岡に行く度に必ず寄ります。展示を見るのはもちろん、カフェで、まったりしたり。寛げる場所です。そんな場所で、タム君のアニメDVDを見て、至福のひと時を!(ご本人がいなくて、残念ですが)

 また、東京では原画を見るチャンスも!12月29日まで

ウィスット・ポンニミット展示『MELO green アゲイン』

東京都港区南青山4ー10ー15・1F SUNDRIES
TEL:03ー5411ー0799
会期:12月5日(火)~12月29日(金)12:00~19:00(日月定休)
告知サイト

 昨日会場で新作マンガと絵本も買ったのですが、今日以降1ページずつ大切に読んでいこうと思います。今日の東京ライブに行かれる人達も、楽しんできて!そして、ブログに書いたらトラックバックもお願いします!

原宿のCafeにバンコク・カルチャー!

2006-12-07 20:43:52 | Weblog
『TIPSTARR in Thailand』 Exhibition

 お隣のブログ、サイアム系で行こう!のこの記事と、実際に行ってきたてっぺいさんのこのレポートを読んで、私もどうしても、あの雑誌を入手したくて、原宿に無理やり寄って、行ってきました。

 あの雑誌とは、フリーマガジン「Tipstarr」です。原宿の無印良品を右側に行って、ゆるやかな坂の方を見ると、大きなタイ国旗を置いてあるcafeが目につきます。

 まずは地下に行って、写真展を見てきました。平日の昼間は、私ひとりしかいないのをいいことに、のんびり椅子に座って、四方八方に移されているプロジェクターの次々と変わる写真を暫く眺めてました。まったく普段着のバンコク。音楽も眠気を誘い、あやうく昼寝しながら、バンコクにいる幸せな夢を見そうでした。

 女の子の顔の写真が出ると、2枚目は必ず同じ構図の写真が出てくるんで、次の展開が予想でき、『ああ、このヒトこうゆうとこ見ながらバンコクを歩いてるんだ。』と思いました。食べ物の写真もありましたけどね、他にもいろいろね。

 そしてcafeに駆け上がり、限定メニュー「ココナッツブランマンジェ」(フルフルの食感!)と紅茶を飲みました。紅茶についてた蜂蜜を入れてみたら、めちゃくちゃ体があったまるんですね。ここは、バンコクにもありそう雰囲気のCafeでした。

 ちなみに、バンコクの今旬の人物が分かるあの雑誌、5,6冊手に入れましたよ。満足です。地下の写真展でもくれたし、Cafeでも配ってました。

 早くまたバンコクに行って、映画見たり、タイポップカルチャー三昧して、おしゃれなCafeに行きたいな、と寒空の原宿で思いながら家路に着きました。待ってなさいよ!バンコクって、気分です。

 このイベントは、12月15日まで 

タイ国王陛下御誕生日 12月5日

2006-12-05 21:09:02 | Thailand
そして2007年は、日タイ修好120周年記念イベントが両国で目白押し!

 今日は、タイ国王陛下御誕生日です。在京タイ王国大使館では、昼間はタイに関係のある企業や団体の外国人を、夜は、在日タイ人を集めて、お祝いのパーティーが行われました。といっても、堅苦しいご挨拶など殆どありません。お祝いの記帳台が置かれ、公邸のお庭にタイ料理店の屋台が並び、タイ料理を振舞うという、お客様が楽しいようにと最優先するタイ式のおもてなしです。あ、でも夜は、タイの人が一斉に国歌か王様賛歌か何かの歌を歌うんですよね、確か。

 今年は、国王陛下在位60周年というおめでたい年です。そして来年は、もっとおめでたい。日タイ修交120周年(120周年ですよ!よく考えると、とても長いですね。)を祝い、日タイ両国で、文化交流のイベントが多数行われます。

 本日のパーティーの写真も、120年のイベント情報も、以下の

 在京タイ王国大使館の公式サイト

を要チェックです!

(Pic:タイ王国大使館にて。素晴らしいフルーツカービングの作品)

必見!伝説のバンドがスクリーンによみがえる!新作タイ映画『ガオ・ガオ』12月4日公開

2006-12-03 22:12:08 | タイ映画
『フェーンチャン ぼくの恋人』の6人の監督から、また単独監督デビュー作

 監督は、「フェーンチャン」の原案者、ウィッタヤー・トンユンヨーン(愛称:ボール)です。日本版の映画のパンフには、彼の原案の短いエッセイ「初めての恋を、きみに打ち明けたい」の翻訳版が載ってるんですが、短いけど胸キュンな文章です。

 アイディアに光るものがあります、この監督は。「フェーンチャン」のヒロインを
演じたフォーカス・ジラクンちゃんの美しく成長した姿も見所です。

 そして何より、音楽好きな人は見逃さないで!The Impossiblesとは、実在する70年代伝説のバンドです。

 本当はタイに飛んで見に行きたい作品です。ボールさん、初監督おめでとうございます!と、とりあえず、日本からメッセージだけ。


ガオ・ガオ 映画公式サイト

Copyright of pic:GTH(Thanx!)

12月5日 国王陛下御誕生日にリバイバル上映『Duwai Klao』

2006-12-02 22:38:44 | タイ映画
 来る12月5日は、タイ国王陛下のお誕生日ですが、この日あるタイ映画のリバイバル上映が、都内のシネコン(Major Cineplex)の各支店で一斉に行われます。この詳細は、タイ映画!サイトのタイ映画ニュース 102に詳しいです。

 最近、タイの映画制作会社、Five Star Production宣伝部からのニュースレターに、ファイブスター・プロダクションの公式サイトで、各シネコンに席を予約できると書いてありました。

 メールアドレスを書く欄があるので、上映時間は登録後に知らされるのではないでしょうか?この日の上映は、観客は通常の映画料金を支払いますが、売り上げを全て王室のプロジェクトに献上するそうです。

 バンディット・リッタコン監督は、日本の映画祭で『恋する年頃』(白田のタイ映画のベスト3に入る青春映画)、『クラスメート』『ある時一度』などが多数紹介されているタイ映画界の大御所。

 80年代は、バンディット監督が最も輝いていた時代だと思います。そして、このコンビも!タイの山口百恵&三浦友和なみに、何度も共演してヒット作を飛ばした、女優のチンタラー・スカパットと男優のサンティスック・プロムシリがこの作品でも主演のようです。(白田は未見)

 もしかしたら関係者も舞台挨拶に現れるかもしれませんね。(私の勝手な予想ではパラゴン・シネマではないかと....)

 ちなみにリバイバル上映では、再編集がされているので、この日しか見れません、と宣伝部の人が強調してました。

Copyright of Poster:Thanx! Fivestar Production