さてさて、大阪からミニレポートです。
大阪アジアン映画祭2009ですが、タイ映画
チョコレート・ファイター
の上映で、幕開けました。
上映前に、今回映画祭に参加した監督全員を舞台で紹介。その後、『チョコレート・ファイター』のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督、同映画の脚本を担当した、チューキアット・サックウィーラクンさんによる、ミニトークショーがありました。ちなみにチューキアットさんは、今回映画祭で上映される、『サイアム・スクエア』を監督しています。
会場となったABCホールは、決して大きくはないのですが、満席で熱気がすごかったです。
トークショーなんですが、監督が日本人俳優、阿部 寛さんの撮影中の仰天エピソードを披露。阿部さんも、アクションしてたってことが分かります。そして、日本の北九州ロケの心温まるエピソードも。
チューキアットさんは、08年アジアフォーカス福岡国際映画祭の舞台挨拶で、
(僕の名前は長いから((ちなみにタイ人の本名は長いので、各自あだ名を持っている。)日本では、“マー君”って呼んでねって言ってたのですが、さっそく大阪でも同じことを言ってました。福岡の時より、髪の毛伸びててお人形みたいだし、愛嬌あって発言もほんわか面白いし、“マー君”は、たぶん映画祭中にアイドルになりますよ。
『手あつく ハグして』コンデート監督は、日本に来るのは東京に続き2回目ですが、タイに住んでいても日本の文化と共に育ってきたので、今回の映画祭参加はうれしいです。実はうちの妻は、日本のカレーを作るのが上手で、子供達は日本そばとお寿司が好きです、と親日家ぶりを披露。
ちなみに、コンデートさんは、今タイ映画でひっぱりだこの脚本家でもあり、最近だと、『レター 僕を忘れないで』の脚本が秀逸でした。東京国際映画祭で上映された前作、『ミッドナイト・マイラブ』も良かったです。
プラッチャヤー監督が、舞台挨拶の最後に、I Phoneを駆使したかくし芸を見せて会場を沸かせました。監督、生身のアクションを追及すると同時に、ハイテクなものが大好きなんですな。早くも『チョコレート・ファイター』の続編を構想中で、次は日本で撮りたい、大阪でのロケもいいですね、とまんざらでもなさそう。
今タイ映画界でノッてる3人の監督達の発言聞くと、タイの男の子たちって、おもしろ、っと思います。きっと、今後の日程のトークショーも、聞き応え充分だと思います。
タイ映画上映情報
3/14日(土)13:15~『手あつく、ハグして』
★日本初上映
★来日ゲスト:コンデート・チャトゥランラッサミー監督
3/15(日)10:20『サイアム・スクエア』
★関西初上映
★来日ゲスト:チューキアット・サックウィーラクン監督
特別シンポジウム「アジア新世代映画人たちが語る」
3月16日(月) 14:00
■会場:ABCホール(朝日放送 新社屋内)
■入場無料
チューキアット・サックウィーラクン監督が参加
ニュース!
映画祭上映作品『サイアム・スクエア』が、
ミウの歌 LOVE OF SIAM
として、配給されます。今のところ、DVDだけみたいですが、大阪で盛り上げて、レートショーでもいいし、1日限定でもいいから、劇場でも公開してくれないかな、と思います。