実は1月9日の夜に内覧会がありました。もう一度見に行くのは、少し先になりそうなので、その時の様子を簡単にレポート。
「元銭湯を改造したギャラリーで、アピチャッポン監督の個展があるんだって」
という魅力的な情報を、友人数名から得た3日後ぐらいの1月9日。監督も来場するオープニングへ。場所は、日暮里駅南口を出て、右手に曲がり、お墓の間を通って、ひたすら右にすすみます。古い旅館や家が、下町のいい雰囲気を出しています。お墓のところには、大きな桜の木があり、春はさぞかしきれいだろうな、と。
アピチャッポン・ウィーラセタクン個展 「Replicas」2008年1月9日(水)-1月26日(土)
肝心のギャラリーは、入り口は写真の通りですが、中は真っ白い壁。上を見上げると、硝子の窓がいくつかあって、銭湯の名残があります。壁にアピチャッポン監督が撮った写真数点、また映像作品が流れていました。ヘッドフォンが2つあって、音と映像を楽しめる仕組み。チラッと見た感じだと、ピックアップトラックがどこかへ向かっている映像。イメージ的には、長編映画「トロピカル・マラディ」で、主人公2人がバイクに乗って、地方を疾走していたシーンと似てると思いました。
この日は、人が多くて、ヘッドフォンを奪回することが出来なかったので、後日谷中散歩がてら、見に行きたいです。作品の世界に浸れそう。また、出口のガラスにもさりげなく映像が映っていたので、それも見逃さないようにしなくては。
この日のギャラリーは、国際的な顔ぶれで、監督の幅広いご活躍を実感。自分の作品と、多くのアピチャッポンファンに囲まれて、監督は幸せそうに見えました。
監督のタイでのご苦労を考えると、それはとても、良い光景でした。
ちなみに、タイの監督の中で最も来日回数が多いのが、アピチャッポン監督。
白田「今度はいついらっしゃるんですか?」監督「来月かな」(もちろん冗談)
冗談に聞こえないところが、すごいです。監督も参加しているアート展が、東京都現代美術館で開催中です。
SPACE FOR YOUR FUTURE アートとデザインの遺伝子を組み替える 1月20日まで
NHK プロフェッショナルでキュレーターの方が紹介された回を見ましたが、体験型のアート展ですね。こちらも併せて行きたいと思います。
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