僕は境界線が分からない。
ここ数日、そんなことで悩んでばかりいる。
(ようするに頭がちょいとオカシイのだ)
前回の茨城の大雨…
テレビの画像では犬を抱えた夫婦が
自衛隊のヘリに救出される光景が映し出されていた。
危機一髪…
救出と同時に、二人の家が大雨に流され
ゴロゴロと転がりながらも、崩れ去っていった。
チャンネルを変えると、
プロ野球の中継だ。
何万人の人が歓声をあげ、
どんちゃんどんちゃん応援している。
不謹慎ではないかっ。
君たちがバカ騒ぎしている、
数キロ先の町では、
雨に家がゴロゴロ転がっているのだぞ。
あの夫婦は、自分たちと犬の将来も
考えなければいかないのだ。
そんな時に、プロ野球なんて!
つまりお隣が悲惨な時に、
笑って楽しい家族だんらんが許される
距離は何キロ前後からなのだ。
境界線は、どこからなのだ。
そんな時にも、気兼ねなく
プロ野球を応援していいのは、
どの境界線からか?
…ええい、世界ではどうだ。
ヨーロッパの内戦、彷徨う避難民。
笑ってられるのか?
笑ってられるのは、何キロからか。
応えろ「アグネスチャン」ちゃん。
あんたが、
たどたどしい日本語でコメントするのと、
ペラペラの日本語で会話するのは、
どんな境界線からじゃい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
話は変わるが、
熊本ではくまモンでも迷彩服を着るのだよ。
お祭りでは自衛隊のお店まで出て、
その店ではオスプレイのフィギュアとか
鉛筆カバーだって、タオルだって売ってる。
ある時は軍隊、でも軍隊ではないという。
都合が悪いと憲法違反、
活躍すると、みんな黙りこむ。
こんどの問題で、
日本にはこんなに憲法学者がいるとは知らなんだ。
やっと日の目を見たのだろうが、
彼らは、学説と現実の境目が見えないままなのだ。
さっ、学者なら命をかけて、
安保法案でグダグダ言う前に、
自衛隊は明らかに軍隊で、憲法違反で、
即刻解散せよと叫び、
自衛隊解散への活動を始めたまえ。