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芝居を見に行こう。

2017年11月20日 | Weblog

京都で芝居をやっている、古くからの友人キタモトさんから公演の案内のハガキがきた。劇団遊劇体、第61回公演「のたり、のたり」が大阪で開催されるのだ。作、深津篤史氏・演出キタモトマサヤ氏で、深津氏作の芝居を観るのは今回初めてなのだ。土曜日に仕事を終えて夜行バスに乗り、日曜の11時の公演を見る予定。

少し時間があるので、カメラ片手に大阪の街をぶらぶらしようと思う。行先は折角行くなら「新世界」。会場にも近い。都会の下町が好きなのだ。(新世界は下町のニュアンスとは少し違うが。)

熊本などの地方都市に限って「下町」の存在が皆無なのに気が付く。商店街もどこかで見たような無個性デザインアーケード、中身はシャッター街というのが定番。全然面白くない。「下町」がないというのは、「おもろい」人がいないという事かもしれない。よくテレビで大阪のおばちゃん、おっさんのインタビューがあるが、下手な芸人よりはるかに「おもろい」。もちろん、テレビカメラへのサービス精神からであり、僕に向かって「おもろい」人がやってくるわけではないのだろうが。

新聞でたまたま作家の又吉直樹氏のエッセイを読んだ。氏が東京の吉祥寺(東京の下町)の安アパートに住んでいた頃、東京の下町にもいろんな「おもろい」人が住んでいたそうだ。駅前で猫の絵が描かれた旗を自転車にくくりつけてギターを弾いているおじさんがいて、何を唄っているのか声が小さくて聞こえないので、近寄ってみるとおじさんは「にゃあ、にゃあ、にゃあ」と猫語で唄っていたそうだ。そのおじさんは又吉氏のアパートの住人だったそうだ。

僕も猫語は少し分かるほうなので、大阪にもそんな人がいればいいな、と思う。
もちろん、遊劇体の公演が一番の楽しみなわけだが。



1 コメント

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Unknown (キタモト)
2017-11-23 00:25:41
ご予約ありがとうございます。とっても、とってもウレシイです。再会が楽しみです。一緒にお酒を飲みに行けたらと思うのですが。
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