妙法寺門前通り商店会の和菓子清水屋のおかみです。今日一日、久しぶりにお客様との対面販売をさせていただきました。
イチゴ大福の出来上がるまでを写そうと思っていたが途中お客様が途切れなくなって次に店から戻ったらもう仕上がっていた。仕上がったのを写す間がなく売れていってしまった。(笑)
朝から忙しく妙法寺にお届ものをした時でした。山門を入るとお墓のほうから一人の男性が!通りすがりに、おはようございますと声をかけました。びっくりした顔をしながらあわてておはようございますと返事をされました。自分にされているとは思わなかったのでしょう。法事のお客様のお部屋に集金に伺いますと部屋から先ほど挨拶をされた方が出てきて今度は、晴れやかな笑顔でお支払いをいただきました。挨拶と笑顔やはり大切にしたいと思う。
午後のご夫婦かなりお年を召していました。揚げまんじゅうを5個注文されました奥さまは持ち帰りと申されましたが旦那様は今、ここで食べたいと、揚げたてをおひとつ渡したときに55年ぶりに妙法寺に来たんだと旦那さん。召し上がっているときにいきなり 生きていて良かった!!こんなうまいまんじゅうの出来立てを食べられて、、と私はちょっとオーバーなと思っていましたが旦那さんは何か妙法寺によほどの思い入れがあったのでしょう目に涙をためていました。食べ切ってからありがとう ありがとう 本当にうまかったと何度も振り返りながら奥さまと手をつないで帰られました。
夕方のお客様が立て込んだ時でした。次から次とお客様で、お待たせしながらお客様の注文を伺っていたその中に蜷川映画監督と写真家のお嬢さん??かぼちゃのあげまんを注文されてだいぶ待たされたのに優しい笑顔でお支払いして帰られました。
旦那さんは夜,町会の新年会に出かけていきました。9時過ぎに帰ってきて 今日、都議会のある議員さんがみんなの前で話をされたとき 自分は議員の仕事をしているがその傍らで絵を描くことが好きで柏屋さんの建物を描いているときにお茶を御馳走になったことがあり、とてもうれしかった、確か清水屋の奥様だったと覚えていると。すると町会の方が今日はその清水屋の旦那さんが商店会長として来ていますよと声をかけたからその議員さんは、そのあと俺のところに来て、とても嬉しそうに話をしてくれたよ。お前がいつも人にやさしく声をかけたりおせっかいなことをしているけど人には伝わるものなんだなと褒めてくれました。
長い間、自分が笑顔と元気でお客様に接してきたことが、今日の久しぶりの店番を任されたときに嬉しいお話が聞けたことが、自分もとてもうれしい。頑張ってきたことがどこかでこんなに喜ばれているなんてあの老人ではないけれど目頭が熱くなりました。人にやさしく 笑顔でおもてなし これが自分の生き方ですと胸を張って生きていきたいと改めて心に決めました。任された一日無事終了です。(●^o^●)
元気と笑顔の手づくり無添加和菓子店【清水屋】
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