「お前、どっち側なんだよ!」
「、、、、がわって何?」
という訳で、『由宇子の天秤』観てきました。パチパチ!
もうじき終わりそうなので間に合ってよかった。
河合優実って既視感が、、、、陸上の田中希実っぽい、、、、と思ったら『サマーフィルムにのって』のビート板かあっ!びっくり!
映画看板絵師・三瓶勝吉氏の看板が怖い、、、、(^^;)
以下、ネタバレあり(反転させて読んでください)
真実をあぶり出そうとして取材を続けるうちに、誰が被害者で誰が加害者であるか、誰が本当のことを言っているのか分からなくなる、、、、というここら辺は良くあるプロットなんですが、学習塾の塾長が女子高生を妊娠させるとか、高校教師が生徒をレイプするとか、胸糞悪い設定が多く、ちょっとゲンナリします。
加害者遺族が、毎朝ネットで自分たちのことが書かれていないか2時間かけて調べて、それが終わると、今日一日は引っ越さないで済むと安堵する、、、、、というのは実際に起こっていることなのでしょう。
何か事件が起こると、すぐにネット上でリンチが始まり、名前や住所が特定される、、、、やっている人たちは自分たちに正義があると信じている人が多く、たちが悪い(もちろん確信犯もいますが)。
では、正義の道を進んでいた自分に、突如それが降りかかって来た時に、果たして、それを隠蔽せずにいられるか?リンチされるのは当然と受け入れられるか?
主人公の由宇子が、「あー、こういう人いるいる」というタイプの映像ディレクター(酒とたばこが大好きな仕事人間。後輩は呼び捨て上司にはタメ口、夕飯は出前のチャーハン餃子^^)で、素直に感情移入できたのですが、「ガスを止められるような貧困生活で塾に通うか?」とか「どんなに学校が捏造してもネットにはホントのこと書かれちゃうんじゃないか?」など、変なところが気になってしまって、後半は少しダレました。
ラストシーンは想像通りでしたが、どうなんでしょう。あの後、メイの父親は、木下塾長の首もしめに行ったのでしょうか。
もし、自分の身内が重大な刑事事件を起こしたら、私は流山から引っ越すことになるだろうなあ。そして、責任を取って頭を丸めて、坊さんにでもなるかなあ、、、、引っ越すなら佐渡島なんか禊の場所としてもいいなあ、、、、
という訳にはいかないので、真っ当に日々を暮らします。
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