バブルラジカセ part2

2022-05-15 21:01:27 | これも IT?
  前記事の続き


 

続いて液晶画面のビネガーシンドロームについて対処します。
ビネガーシンドローム・・・聞きなれない言葉ですよね。
液晶画面で使ってる偏光板が変質してしまい 否 接着剤が変質して
偏光板が機能しなくなる。っという事らしい。

酢の様な匂いがするのでビネガーシンドロームと言うらしい。ホント?

ネジ数本外してバックライト部を外しました。


 

参考:液晶を裏側から見た写真。


 

液晶画面をイロイロな角度から見てみると・・・画面割れなんじゃないの? 
基盤に付いてるタクトSWの配置を覚えてください。


 

タクトSWを押す部分になるのですが構造が素晴らしい!
こういうのが趣味の人だったら『萌える~』でしょうか?
一度バラバラにしたら二度と復元出来ない自信が有ります!! 
なので そ~っと埃払いだけにしておきました。


 

偏光板を剥がしました。
左が液晶画面で右が偏光板ですが、どちらも とんでもない状態ですね。
コレを見ると ほんとにナンとか対処出来るのか?っと思ってしまいます。


 

net検索すると除去する薬品として、無水アルコール・シール剥がし等を
使用して処理したとの記事が有りましたが、どれも簡単ではないとの事。

最初 のり取りクリーナーが有ったので綿棒でグリグリしてみましたが全く歯が立たず。
次に試したのがレンズクリーナー・・・確か無水アルコール+水だったような・・・。
少し垂らして暫し監視・・・綿棒でグリグリ・・・あっ 少し柔らかくなったぞ!
バッグクロージャー(パンの袋を留めるプラスティック)をスクレーパー代わりとしてカリカリカリ。

40~50分かかって写真の様な綺麗な液晶画面になりました。


 

傷付く事も無く綺麗なガラス面となりました。


 

偏光板を準備。
偏光板には光の波を通す角度が有るので液晶テレビの画面を利用し
新旧比較しながら確認します。
今は画面が真っ暗で何も見えないので光をカットしてる状態ですね。

コレを90°回転させると(青と白のシール位置に注意)・・・


 

映像が見えるようになりました。

あっ 青シールの旧偏光板を右回転、白シールの新偏光板を左回転してました~ 
偏光板は90°毎に光を通したりカットしたりするので、どちらに回転しても同じこと。


 

新偏光板を旧偏光板のサイズにカットし液晶に貼り付けるのですが、
今回用意した偏光板には接着剤が付いてません。
なので 表示窓にはみ出さない様にセロテープで固定しました。
ご覧の通り 問題ナシ! 


 

問題のCDドライブの対処ですが、
状況はトレーが引き込まれた後CD有無を検出し結果を画面表示し次の指示待ち。
のハズですが指示待ちせずにトレーが勝手に出てくるのです。

後ろのテープ心線2つと前のネジ2本でドライブが取り出せました。
ユニット毎に整備しやすい作りになってますね。



 

色んな角度から観察してみましたが、青い棒の様な物が板に押されて動く様です。


 

基盤にはOP/CL SW等の文字がプリント。
テスターを当てながら上写真の青い棒を動かすとON/OFFするので正常?


 

トレーにはストッパーの様な部分とギヤと溝。
欠損など不具合と思われるところは何処にも見られません。

動作シーケンスが不明でこれ以上バラシても解決しそうもないので戻します!


 

全て戻したところで動作確認。
ラジオ:AM/FM OK
カセット:2機とも再生 OK(録音は未確認)
CD:OK(何度かトレーを出し入れしてるうちにCD認識に変化ナシ)
リモコン:OK
本体SW:OK
少ないかもしれませんが中を弄ってるので3時間ほど連続動作させて異常ナシを確認。

CDトレーが異常無く閉まってしまえばCD有無関係なく勝手に開く事はないのです。
また CD再生をミスる事もありません。
私の腕ではこれ以上の事は出来ないと考え巧く付き合っていく事にします。
まぁ 液晶画面が綺麗に見えるようなったのが今回の最大の収穫! 


ちなみに 家電修理は経験も技術も腕も有りません。
回路図やマニュアル等も有りません。
何処を外せば良いかは色んな角度から観察して記録。
今回は部位毎に使ってるネジのサイズが違ってて間違い防止 Japan品質?

net検索すれば先人達が情報を残してる場合も有るので、ある程度知識は得られます。
ですが コレは自己責任ですることです。
何処で撤退するかは被害が出ないうちに早めの判断が必要と思います。
コメント
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