種山壮(shuzanso)NY

ラスベガス編

Corned Beef    コーンビーフ

2012年06月13日 | 料理

私がコーンビーフと出会ったのはかれこれ40年ほど前のことです。アルバイト先で知り合った人がたまたまアイリッシュ系のアメリカ人でセイントパトッリクディに招待されそのとき出された料理がコーンビーフでした。ニューヨーク市警の鑑識科に長年勤め、私が知り合ったときは既にリタイアーをされていました。

Cornとは古い英語で粒の塩をすり込んで保存するという意味があります。Corned Beefは文字通り塩漬けした牛肉ですが、現在は薄い塩水につける方法で処置したパック入りをスーパーで買い求めることができます。

材料はコーンビーフ、ポテト、それにキャベツの3種類。鍋に肉がどっぷりつかる量の水を入れ、山椒、コショウなどを加えてボイルします。その後は弱火にしてとろとろと2時間ほど煮ます。あくは最初ボイルした時出ますが、これは掬い取ります。

肉が柔らかくなったら鍋から取り出し、同じ煮汁に皮をむいたポテト入れ、とろとろと弱火で一時間ほど煮ます。柔らかくなったポテトを取りだし、一枚一枚剥がしたキャベツも同じように弱火で煮ます。

牛肉は既に薄い塩味になっているので、同じ煮汁を使うことでポテト、キャベツも適当な塩味に煮あがります。圧力鍋を使うと料理時間は短縮できます。

実に簡単で誰にでもできる料理です。特に味付けは必要なく薄味なので食材そのものを味わうことできます。

 

久しぶりのコーンビーフ、美味しくいただきました。