何と懐かしい響きのある言葉でしょう。長い米国生活ですっかり忘れていましたが、いつも私達のブログに訪問して頂いてる「猪名川のおじさん」が最近のコメントの中で師走のことに触れておられました。
温かい12月、紅葉と落葉が一斉の日本です。師走と言われる日本と違い、
(中略)
クリスマス商品と正月商品のス-パ-を見ながら、やはり師走が日本の言葉だなと思う今日です。
私もそして夫にとっても、師走には子供の頃の楽しい思い出がいっぱいです。年の暮れともなると、あちこちに溜まった掛売りの支払い、やれどこそこにはどんなお歳暮がいいかとか、大掃除、餅つき、正月の門松、しめ縄、鏡餅の飾りつけなど、せわしいけど皆一生懸命だったです。
ところで師走とは英語では何と言うでしょうか?(答えはこの記事の下)
俳句に見る師走の街の風情。
師走は街を活気付ける。人はお歳暮、正月商品を求めてスーパーに
· 師走市売手買手にある活気
· 自動ドアー開き師走の人を呑む
· スーパーのせり出す売場師走かな
家庭では、
· とりあへず妻に従ふ師走かな
· 料理本主婦の立読む師走かな
· メモ書きを忘れて走る師走かな
主婦、娘達は、
· 美容師に髪をあづけてゐて師走
でも不況の波が―――
· 廃業の酒屋三軒町師走
· 又消ゆる古き豆腐屋街師走
· 客よそへ行きしと師走の美容室
遠くに思いをはせてー――――
· 受話機取る無云電話の師走の夜
· 電話せずメールも打たず師走かも
師走には夢が見られ、それが現実となるやも――――
· 宝くじ売場に並ぶ師走かな
以上、私の独断と偏見の俳句に見る風情でした。
貴方の師走とは?
なお個々の俳句は下記のサイトを参照しました。
http://www.haisi.com/saijiki/siwasu1.htm
師走 ― 旧暦12月を師走と呼び、現在では師走は、新暦12月の別名としても用いれる。それで師走は英語で December です。