種山壮(shuzanso)NY

ラスベガス編

師走 

2011年12月08日 | 徒然

何と懐かしい響きのある言葉でしょう。長い米国生活ですっかり忘れていましたが、いつも私達のブログに訪問して頂いてる「猪名川のおじさん」が最近のコメントの中で師走のことに触れておられました。

 

温かい12月、紅葉と落葉が一斉の日本です。師走と言われる日本と違い、 

(中略

クリスマス商品と正月商品のス-パ-を見ながら、やはり師走が日本の言葉だなと思う今日です。

 

私もそして夫にとっても、師走には子供の頃の楽しい思い出がいっぱいです。年の暮れともなると、あちこちに溜まった掛売りの支払い、やれどこそこにはどんなお歳暮がいいかとか、大掃除、餅つき、正月の門松、しめ縄、鏡餅の飾りつけなど、せわしいけど皆一生懸命だったです。

 

ところで師走とは英語では何と言うでしょうか?(答えはこの記事の下)

 

 

俳句に見る師走の街の風情。

 

師走は街を活気付ける。人はお歳暮、正月商品を求めてスーパーに

 

·         師走市売手買手にある活気 

·         自動ドアー開き師走の人を呑む 

·         スーパーのせり出す売場師走かな

 

 

家庭では

 

·         とりあへず妻に従ふ師走かな

·         料理本主婦の立読む師走かな

·         メモ書きを忘れて走る師走かな

 

 

主婦、娘達は、

 

·         美容師に髪をあづけてゐて師走

 

でも不況の波が―――

 

·         廃業の酒屋三軒町師走

·         又消ゆる古き豆腐屋街師走

·         客よそへ行きしと師走の美容室

 

 

遠くに思いをはせてー―――― 

 

·         受話機取る無云電話の師走の夜

·         電話せずメールも打たず師走かも

 

 

 

師走には夢が見られ、それが現実となるやも――――

 

·         宝くじ売場に並ぶ師走かな

 

 

以上、私の独断と偏見の俳句に見る風情でした。

貴方の師走とは? 

 

なお個々の俳句は下記のサイトを参照しました。

 

 

http://www.haisi.com/saijiki/siwasu1.htm

 

 

師走 ― 旧暦12月を師走と呼び、現在では師走は、新暦12月の別名としても用いれる。それで師走は英語で December です