久しぶりに郷里の熊本に住む兄からメールが届きました。 入梅して一週間余りで平年の二倍の降雨。 5kgは梅焼酎を作り、10kgは梅干しのために塩漬けしていたら水が上がってきてる。梅雨が明けて天気が安定したら、瓶から梅をあげて縁側で日干し。 そういえば、お袋が元気な時には青梅を焼酎、梅干し、エキス用にと選別していた。 そして 「青梅や 選りて静かや母の昼」の俳句が添え られていました。 まぁー何と素晴らしい句なのでしょう。きっとこの句の作者の家には縁側があるのでしょうね。 暖かな日差しでいっぱいの縁側で梅の実をより分けている母の姿。良いですね。 古い私の家にも間がなりにも縁側ありました。縁側には沢山の梅が干してあり、触れと直ぐ潰れてしまいそうなしわくちゃになった梅の実、口に入れると酸っぱい、この句を読むとそんな昔の懐かしい風景が目に浮かんで、不覚にも目頭が熱くなる思いがしました。 感動とは共感することと誰かが言っていました。 私たち兄弟がこの句に感動したように他の沢山の人の心に何か忘れかけた思いを呼び戻させてくれることでしょう。 最後に兄は 母にはもう少し長生きしてもらいたかった。 と結んでいました。
梅雨の中休みを利用して梅を穫ったら15kgあった。