諸事情により3日程、ここ近々の気に入った詩を再掲載します、
まず初日の今日は公園を描いた詩です。
公園。とても素敵な響きを持った言葉ですね。
だれにも公園には思い出があり、そして、思いもある。
はたしてボクの日常と思いになっているのでしょうか?
【 Photo by Keiko Aoki 】
公園の愛
子供たちの笑い声
昨日から3㎜は伸びた梢
忘れ物のサッカーボール
子を見守るママの目線
ベンチでお弁当を食べるおじさん
ぜんぶ公園にとって
大切な愛だ
この愛に満たされていれば
公園はしあわせだ
暑い陽ざしに照らされても
冷たい雨にうたれても
北風に小石を当てられても
公園は愛を集め続ける
毎朝掃除するおばあさん
たまに遊びにくる犬
春の花
夏の黒い影
秋の落ち葉
冬の裸の枝
名前のない子供の遊び
歩く練習するお母さんと子
自転車の練習中のお父さんと子
公園はいつだって
愛を育てていく
愛はいつだって
ボクらの近くにある
今日もまた
愛するために
愛されるために
公園はみんなを迎えつづける
あの子は
この公園で
始めての春を見た
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