ティコ・ブラーエ


パパとママの視点から
子供と建築探訪
こどものおやつから考える体にやさしいレシピ

島根旅行3 二日目:島根県立古代出雲歴史博物館

2010-08-16 | 子供と行こう

渉くん起きたらさぁ、出発!
今日もちょっと雲がおもたいけど、元気に行きましょう!



ホテルの近くには、なにやら気になる建物が。
日本の古き良き戦後のモダニズム建築の匂いが漂う島根県庁。
装飾を抑えながらも、素材の扱いと構成にさりげなくひとひねり加えることでうまれる豊穣な空間。
こういう建築は、もう作ることはたぶんできないがゆえに保存していく意識が大事だと思う。
島根は文化レベルが高いためか、目にとまる建築が多い。




ではまたまた出雲にもどって、本日メインの島根県立古代出雲歴史博物館 へ。
建築のノーベル賞と言われるプリツカー賞も受賞している建築家・槇文彦氏によるもの。


 



まず目に入ってくるのは、連続する細い柱で長く張り出された屋根が先端で黒い壁と交差する構成的なデザイン。
それは、訪れた者が内部空間へ入る前段の心のざわめきを生み出すポーチともいえる。
ポーチを挟んで左に木々のランドスケープが広がり、反対側には不透明な四角いガラスの箱が配置されることによって、具象と抽象が視線の中で溶け合う。
建物はコールテン鋼の無装飾で渋い壁が透明なガラスの箱を貫入しているかのように見える明快な構成となっている。
貫入のデザイン操作によりガラスの箱は、内部でもあり外部でもあるような曖昧な境界面として存在し、より透明な空間を生み出している。
ガラスの箱を遠くから眺めると、手前と背後の透明ガラスに挟まれて内部のアクティビティがランドスケープに染み出しているように感じる。
それは、立面というより断面性をもったファサードといってもいい。



ガラスのマリオンの連続性の中に柱を消したり、エレベーターの昇降路の構造体で通路を浮かしたように見せたりと、
隅々まで計算しつくされたデザインになっているように思えた。
渉くんは床や壁やボタンなど見つけては手でさわって確認作業。





ガラスの箱を挟んで奥には山にむかってきれいなランドスケープがのびている。
観光客は多いが、外に出ている人はまばらで、ちょっと独り占め。
渉くん、お水があるよ~。



ぱちゃぱちゃ、遊んでいたら、、、やっぱり。
お水に入ってびしょびしょ。
こんな所でおむついっちょの渉くん。
ま、気持ちが良くていいっか。
 




その奥には稲が植えてあって、調理作業場も。
たぶんここには食育の文化流れているのだろう。





あれあれ、今度は上半身が裸。
でも元気元気。





さ、踊りでも踊って帰りましょう。
あ~る~こ~あ~る~こ~!!




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