ティコ・ブラーエ


パパとママの視点から
子供と建築探訪
こどものおやつから考える体にやさしいレシピ

学ぶということ

2010-02-04 | ママ
朝日新聞グローブが取り上げていた記事。
2001年米マサチューセッツ工科大に20歳という史上最年少で招かれたエリック・ディメインという天才数学者の話。



研究内容は難しいので・・・興味を惹かれたのは彼の父の教育法だ。
「学ぶことは楽しいということを教えたかった。
 一度楽しいと分かれば言われなくてもずっと続けるものだから」
魚釣りにいくと釣った魚はそのまま抱えて図書館へ。
図鑑をひろげて、これかなあれかなと調べる。
特定できると毒はあるかないか、なければ今夜のおかずとなるわけだ。

また彼は学校へ行かず、全教科高卒の父が教えていて(これはマネできないが・・・)二人で長旅に出た際、あらゆる人に興味を持ち、外に心を開いていた。
「誰もが特別な知識をもっている。自分は何も知らないんだと認めて、好奇心旺盛につねに人から学んで欲しかった」
という父マーティンの言葉にはぐっとくる。
まさに私たち親(大人)が見せるべき姿勢ではないだろうか。
自分が今持っている知識なんて名ばかりで、ただ言葉を知っているということがほとんどだ。
言葉を知っているか知らないかだけで、優劣をつけたり差別したりするのは危険だ。
(最近のテレビなどが本当につまらないのは、ここのみに重点をおいた番組構成が多すぎるのも一つの要因だと思う)
さらに面白いことに、マーティンはもともとガラス職人で、そのアーティストとしての突飛なアイディアが彼の数学の研究にインスピレーションを与えるとか。
大学側も二人の絆に気づき、エリックの一つ下の階に父マーティンの研究室も作ったようだ。
高熱の炉の中でガラスが溶けて作る形が研究テーマになっているというから、もんのすごい親子である。

こうなると、雲の上の存在の話になってしまうが、内容ではなく姿勢だ。
知らないことを何とも思わず、貪欲に人と関わっていくのは自分を高める第一歩にもなろう。
また知っていることでもまた子供と一緒に調べたり、悩んだりして共に学んでいくこと。
子供を観察していると、思いもよらない行動や表現を見せて、びっくりしたり、怒ったり、関心したりすることが多々ある。
これを楽しむことこそ子育てであり親育ちだろう。
母がんばるべし。
いい話を読むと刺激になるなぁ。





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2 コメント

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Unknown (aki)
2010-02-05 00:47:28
素敵なママさんの日記。
私も刺激になりました。
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Unknown (mama)
2010-02-05 21:24:01
わーい、コメントありがとうございます!
この親子顔も雰囲気も似てますよね~
いい顔してるなあ
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