宅配釜飯「釜寅」のうなぎまぶし

熱があっても食欲はある！

ココは一つ、美味しくてスタミナのつくものでも食べて元気だそう。
以前から家のポストにメニューが入っていて、気になっていたお店。
宅配釜飯の「釜寅」ですよー。
釜寅は全国チェーンなんですね。
関東多いな～、さすが。ちなみに九州は香椎店だけ。
寿司の宅配「銀のさら」と同じ系列なのね。

カキ釜飯に鯛釜飯、どれも本当に美味しそう～。
でも以前メニューを見たときから食べたかった「うなぎまぶし」に。

電話したら40分ほどかかりますとのこと。
暇ですから、待ちますよ。
お茶碗が不足しておりまして、ご自宅のものをお使いくださいとのこと。
いいですよ。

出来上がって、お店を出るときにまたＴＥＬ。
感じが良くて丁寧です。

届いた状態がこの写真↓

このセットに、しゃもじとお箸と食べ方の小冊子。

わくわく。
ぱかっと木ブタを取ると～、TOPの写真ですよ。
うわーウナギがギチギチに入ってる～。
良いにおい～。
美味しい三つの食べ方という冊子を参考に頂きます。

①まずは普通にマイ茶碗によそって。

うわー思った以上に量が多いな～。
そしてウナギ率が高い！
脂がのったウナギがフワフワ、皮がプルプルしてて美味しい～。
味の濃さは気持ち濃い目だけど、良い感じ。

②次はだし茶漬けで。

ポットにはたーーーっぷりと薄味のおダシが入っています。
わさび、ネギ、海苔を載せておダシをたっぷりかけます。
『・・・これ、美味しいなぁ～』しみじみ独り言。
ウナギと山葵の相性が絶妙。
ちょっと濃いと思った釜飯が、ウナギ茶漬けにするとちょうどイイ！

③最後はおすましで。
食べた器にネギと海苔を入れてなみなみとおダシを注ぎます。
優しい味で和むねえ～。

いやあ、宅配でこれだけ楽しめるなんて思っても見なかった。

最初、値段は高めだな～って思ったけど
届いてみたらそんなことない！
漬物もちゃーんと美味しかったしね。

中には「通信簿」というアンケートが入っていた。
宅配時に渡された、返却用のでっかいビニール袋に釜とかトレイを入れて返すらしい。
でも、わたしの家ってオートロックじゃん。
『どこにおいときます？』
「マンションの前に置いておいてください」
・・・大丈夫なの？ポットとか持っていかれそう～。

いやあ～楽しかった♪
また頼んでみたいなあ～。

人のセックスを笑うな

この前の文藝賞を「野ブタ。をプロデュース」と共に受賞した作品、「人のセックスを笑うな」を読んだ。
芥川賞にもノミネートされてたね。
最近よく平積みされてるから気になってた。
著者は山崎ナオコーラ。
名前の由来はコーラが好きだから、らしい。

なんというか、ザックリあっさりしていて、ちょっと昔の自分にも似た照れくさい話しだった。
19歳の専門学校生の男の子と、39歳の講師のユリ。
年上だから年下だから、ではなくて自分たちの世代と、ユリの世代を見た描写が照れくさかった。
天真爛漫なのか、何も考えていないのか、つかめない態度をとるユリ。
ずっと子供っぽくて青臭いのはユリのほうだというように見えるが
実はやっぱり、「オレ」なんだね。

ちょっと茶化して大人びて、19歳ってそういう時で
ずっと歳が上の女の人で、現実感が薄らぐような特別な関係が当たり前にある。
時に愛しくて、眩しくて、大切なんだけど
憎たらしいとか、不甲斐ないと見えてしまう感覚って
ユリの旦那さんとすごく対照的で良かったなあ。

二人の別れは、なんだか悲しい感じがしなかった。
絶対悲しいんだけどね。
一昨日、電話でうちのバイト先の社長と話をしていて
「心って言う字を書いて御覧なさいよ、全部方向もバラバラで
　一つじゃないんだから。
　何時離れてしまうか解らないのよ」
一昨日の電話は仕事の話で、一つ一つに気をつけるよう、という意味だったけど
なんとなくその言葉を思い出した。

文章はとても読みやすく、映画のジャマをしない字幕みたいだった。
なんだかその時の天気や、空気の色、温度が伝わってくる描写がすごいなあって思った。
最後のくだりは、寒い冬の日に冷たい空気をいっぱい吸い込んだみたいで気持ちが良かったよ。