月の雫海の吐息

月海です。うさうさと感じるままに、思うままに、
言の葉つづりしてます

3月へと移り変わります

2020-03-02 09:45:00 | かんじるままに
弥生を想うお便り

両の手に桃とさくらや草の餅 松尾芭蕉

三月の和名には 桜月・花見月・すへの春 
などがあります。
春は桜と申しますが 文字通りの呼び名が目につきます。

『桃の節句』『ひいなのまつり』
子供が素直に真っ直ぐに育つようにと 桃の花の姿に
親の思いをたとえられた節句
桃には 子宝、薬効、魔除の意味があります
ひいな・・とは 小さなという意味合いです
小さな子のお祭りという意味合いです
江戸時代あたりから雛市が街中に立ち 一般家庭でも
雛人形を飾る習慣が始まったようです
雛人形・雛道具は当時のこどもの教育として
おままごとをしながら日常生活のたしなみを覚える
そういう知育玩具でもありました

『上巳の節句(最初の巳の日)』
平安時代には【曲水の宴】と言われ、
疏水に流れる盃が自分の前に届くまでに詩歌を詠み、
盃の酒を飲み欲し次へ流し送る。
平安時代の宮中行事を再現する禊祓(みそぎはらえ)の神事です。

今日御紹介するのは 
雛節句御祝【熨斗つききな粉つつみ】です
菱餅の色合いに加飾していただいた加飾紙です
刷毛引きで色を染めていただきました

緑は母子草・蓬 厄をよける
白は菱の実 胃を整える、血圧を下げる
桃はくちなしの実 解毒作用がある

緑は生命力を
白は長寿を
桃は魔除を それぞれの色が意味を表しています
この色あわせでも 子供たちに遊びながら生活の知恵を
身に付けさせていたことが見受けられます

三月三日はひな祭りです
女の子の初節句でもあります

流行り病も桃の節句で 厄を祓っておきたいものです

今月はこのような感じで
時折 江戸折形のお話とお写真をアップして参ります
おたのしみに!



Good day and Peace and Love









桃の節句祝い  熨斗付ききな粉つつみ






いま できることを すこしづつ だれかのために

 
和兎江戸折形伝承教室のレジュメより抜粋しております
著作権は放棄しておりません
© 2020 tsukimi kaz


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