月の雫海の吐息

月海です。うさうさと感じるままに、思うままに、
言の葉つづりしてます

啓蟄

2016-03-06 19:47:00 | かんじるままに
弥生のお便り
3月5日は啓蟄
冬眠していた虫たちが目を覚まして 
外へと這い出してくる頃
野鳥たちがその虫を目当てに 
集まっても来ます

春風、春の陽射しと
春の香りが待ち遠しいころとなりました。
ここにきて春は足踏みをして 
桜の花の開花の時期を調整しているかのようです。
沈丁花の甘い香り、
万作の艶やかな黄色、
梅の残り香
桜・・さくらと 暖かい春を
待ち望んでいるようです。

三月の和名には 
桜月・花見月・すへの春 などがあります。
春は桜と申しますが 
文字通りの呼び名が目につきます。

古今和歌集で詠まれています
「見わたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける」
(口語訳)
ここから眺め渡してみると、
柳の緑色と桜の色とが混ざり合って、
都が春の錦のようであることよ

都のほうを眺めてみたときに、
柳の葉と桜とが混ざり合って、
都全体が錦織を着ているように
思えるほどあざやかに彩られている
情景を詠んだ歌。
窓の外がそんな風景になる日が
待ち遠しいですね
春分に春のお彼岸。
昼間の長さと夜間の長さが同じになり、
夏至に向かい昼間明るさが伸びて参ります。
生命体の勢力も勢いを増します。

お彼岸には 春は『牡丹餅』、秋は『御萩』と呼び
春は牡丹の花が咲き、秋は萩の花が咲くことにちなんでいます。
おもちは五穀豊穣、
小豆は魔除けに通じることもあり、
日本の行事に欠かせないものです。
また、夏は「夜船」、冬は「北窓」とも
呼び名がついているという説もあります。

銀座 菊廼舎様の店頭もすっかり春色へと
移り変わります
今回は、桜の花をメインに花かごに盛ってみました
桜のアートフラワーも 国産品とオランダ産品が
取り合わせてあります
同じ桜でもお国柄で見方が違うことが 
花のつくりが大きく違うことで見て取れます
海外からのお客様の多い店頭で
和菓子に対するお客様の印象が違うことが
あると思います。
和の文化に触れて頂き広がることは嬉しいことです

月末には各地での桜の開花が北上していくことでしょう。
雪解け水の流れる疏水をイメージして
花弁を並べ そこに桜玉を浮かべ、
春の訪れをイメージしています。

今月は寒暖差が大きい日々と存じます。
お体に気を付けてお過ごしいただき
素敵な春になりますようお祈り申し上げます。


                月海 和 






Good day and Peace and love




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