香しき香りのその枝に

桜の満開の知らせがニュースで届いたばかりなのに
今朝はすっかり強い風が吹いている

やっとの思いで時間を作り　今年の桜の花を見たのは昨日のこと
今朝はもう花吹雪の便りに変化している

今日はまだ４月に入ったばかり
１日に新生活を始めた人にとってはまだ三日坊主も済んでいない
軽く朝食を済ませた後　午前中を強引にオフにしてしまった
お土産にもらったコナ珈琲をマシンでたっぷりおとし
ゆっくり飲みながら
金曜日の午前中　
ＦＭから聞こえる耳慣れた男性の声と一緒に過ごす

何通かの手紙も書かないといけないけれど
まったくペンが動かない
読みかけの本が一冊終わり
次の本が待っている
これも　オフにしてしまおう

桜の花を愛でるとき
満開の花を春の陽射しの下で見るよりも
夕暮れ時に薄墨の桜の色に染まるころ
樹の幹に寄りそうように　
下から見上げ観る桜が好きだったりする
本当の桜の色香の気が流れが　伝わってくる
幹の伸びる様を眺めながら　桜の樹の願望を想像する
桜は　女性的と言われるゆえん
この枝の伸ばし具合を観ているとわかる気がする

貴方・・貴方・・・と
語っているような気がする

甘い怪しい香しさのその枝の
表情に惑わされ
その腕に包まれたら一瞬に
命ともども幹に吸い込まれていくかもしれない


殿方　酔いに任せて桜に心奪われないように

どうぞ　お気を付けあそばせ。。。














Good day and Peace and Love



☆



いま　できることを　すこしづつ　だれかのために




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