月の雫海の吐息

月海です。うさうさと感じるままに、思うままに、
言の葉つづりしてます

今年もお世話になりました

2011-12-31 00:00:00 | コミュニケーション




今年の最後の作品に
第7回・ギャラリーあを アート展会場での
captionを添えさせていただきます

季節が半年ほど進みましたが
今年はずっと ずっと 祈り続けていたことです

そして 今年 東日本大震災をはじめ、

各地で自然災害の被害に 

福島原発事故の被害に

いまもなおご苦労されている
皆様へ心からお見舞い申し上げます。

穏やかな心休まるひと時を
 お過ごしでありますように

月海






つきみのひとりごと

2011年3月11日14時46分18秒(日本時間)
この地震で 旅立ってしまったすべての命に 
謹んで哀悼の意を表します

この日 日本全体が突然の天災に恐怖を感じた一日でした

しかし被災地の色々な場面で、
人間の善意に触れることの出来る一日でもありました
あの日から3か月近くの時間が訪れようとしています

 
個々の気持ちの中で様々な想いが 今もなお 
めぐっていると思います

被災して大変な日々を過ごされている方、
その方たちを支えていらっしゃる方々
まだまだ 3月11日は続いています

ささやかな私の被災地への想いをどのように 
この会場に表現したらよいのか 
とても悩みました
 
今回 津波の被害を受けた宮城県仙台市には 
東北夏の三大祭りのひとつ
七夕祭りがあります。七夕は棚幡とも書きますが
日本古来の豊作を祖霊に祈る祭(お盆)に、
乞巧奠(きっこうでん/きこうでん)や
佛教の盂蘭盆会(お盆)などが習合したもの
と考えられています

東北では旧暦で行われ 
現在でもお盆行事の一部でもあります

飾り付ける笹は 
精霊(祖先の霊)が宿る依代とされています

お盆のころに「蓮の花」を御覧になった事が
おありでしょうか?
蓮の花は 泥の中に根(レンコン)を張り 
泥水の中を通って茎が伸び 
水面に清浄無垢な美しい花を咲かせます

『鯨魚取 海哉死為流 山哉死為流
 死許曽 海者潮干而 山者枯為礼』

読み人知らず 万葉集第16巻第3852番より

「鯨魚(いさな)取(と)り、海や死にする、山や死にする、
 死ぬれこそ、海は潮(しほ)干(ひ)て、山は枯(か)れすれ」

この詩は 
『鯨取りの漁師に問う。
 海は死にますか? 山は死にますか?

(いいえ、海も山も死ぬのです)
死ぬからこそ、海は潮が干(ひ)いて、山は枯(か)れるのです』


しかし たとえ潮が引き山は枯れても、また潮が満ち 
山は緑に溢れる 一度朽ちても またもとに戻る
という自然界の命について語っている詩かもしれません

人の命も想いもつきることなく繋がると信じて 
生きとし生けるものすべてに
穏やかな明日が訪れるように祈ります




          Good day and Peace and Love









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