2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

麻生さんが2兆円の減税をすると言っていた。

2008年10月29日 | 身近なこと
景気対策として、2兆円の減税をしてくれるのだという。

所得税に比例した減税ではなくて一律なのだという。

それだと、お金持ちも貧乏人も同じにもらうということだから、貧乏人に手厚い減税と言うことでしょうか。



今までの景気対策といえば、公共工事でした。

これは税金を開発に投入して、社会資本の充実ということで、土建屋さんを通してだんだん庶民にまでお金を流そうということです。

土建屋さんは工事を受注すると、材料を買って、工事の機械を買って、全国津々浦々の地元の人を雇用して、お金がだんだん下流にまで下ってきて、広く行き渡るというものです。

でも今回は、最下流にいる人にいきなり現金なり金券なりをあげてしまおうというのですね。

それで、期限を3ヶ月とか半年とか区切れば、2兆円のお金が短期間のうちに間違いなく使われるというわけです。

あーそれって、すごくいいと思う。

いらないものを造ったり、無駄なことをしたりしてお金をすり減らしながら下流に流すよりいいんじゃないですかね。

横道にそれますが、年金だって、すごく経費で磨り減っているじゃないですか。

まず、社会保険庁の人が大量に働いていてお給料をもらっているわけです。

その人たちが働くための建物だっていっぱい作ったわけです。

毎年、たくさんの郵便物を送るわけだし、引き落としや振込みに銀行にたくさんの手数料をはらっているのだし、だから、何とかして増やそうと投資をすれば反対に損失を出してしまったりする。

みんなから集めたお金は磨り減って全然足りなくなっている。

だから、税金から補填しているのですね。

そういう風に考えると腹が立ちますが、たくさんの仕事と雇用を生み出してたくさんの人が働いて食べていけているわけです。

公共工事と同じなのかもしれません。

もしかして、今回の減税って、考え方が画期的かもしれません。

無駄な仕事はやめて、回りくどい仕事と雇用のループは廃止して、いきなりお金をもらうわけです。

年金ももうやめちゃたらどうかと思います。

65歳以上の人には、生活保護という形で税金から直接支給すればいいじゃないですか。

お金持ちも貧乏人も一律の金額がいいですね。

年金は積み立てない代わりに税金は少し増えるんですけど、無駄な磨り減り分がない分安いはずです。


それから、民主党の人が「究極のばらまき」って言っていました。

でも、民主党は政権を取ったら何をするって言っていたでしょう?

高速道路の無料化でした。

せっかく普及したETCのシステムは無駄になるんですか?

無料にしたら、みんな高速に乗って、すごい大渋滞にならないですか?

そういうニュースを見るのは面白いと思うけど。

ガソリンは景気が悪いせいで安くなってしまいました。

高速道路の無料化は運送業対策だったのではないですか?

ガソリンの値段は、高くなったり安くなったりするものなのに、無料にしちゃっていいんですか?

一度無料になったら、もう、やっぱり有料にするなんてわけにはいかないでしょう。

ETCを使って、経済状態にあったきめ細かな割引をしたらどうでしょうね。

民主党の方が究極の選挙対策案を打ち出して、庶民を馬鹿にしていると思うのです。



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