2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

民主党の言うことには

2009年09月04日 | 身近なこと
ご存知のように、私は民主党のマニフェストは良くないと思っていたので、民主党を応援しなかったのだ。

公明党も悪くないと思ったけど、応援しなかったらあんなに負けてしまった。

そういうわけで、民主党が大勝してしまったのだから仕方がない。

あれから、たくさんの民主党関連の番組やら何やらを見てみた。

クローズアップ現代(NHK)で3夜連続で民主党の人を呼んで話を聞くという特集があった。

1日目は見逃して、2日目の経済政策と3日目の外交政策のを見た。

経済政策については、子供手当てのことと、高速道路の無料化のことを説明していた。

聴いてみると割りとまともなことを言っているのだった。

子供手当ては、税金の分配の仕方を変えて経済を発展させる新しい方法なのだと言っていた。

今までは、政府が公共工事を発注して要らない箱物を地方の土建屋さんが造っていたのだ。

お金の流れの上流にいる土建屋さんに流れたお金は、だんだん下流に流れ下って庶民に届いて経済が発展するという仕組みだったのだという。

「でも、この方式は未来永劫続けるわけには行かないでしょう?」と言うのだ。

そうだよ、そうだよ、そのとうりだよ!!

と、私は心の中で相槌をうったね。

民主党の経済政策は、上からお金を流すのではなくて、最初から一番下にお金をあげてしまうのだという。

そうして、子供のために消費をしてもらい経済をよくするのだというのだ。

「いい考えでしょ!」みたいな得意がちょっと見えたけど。

うーん、どうかしらね。

考え方は悪くないかもしれないと思うけど、これからは未来永劫、ただお金をあげてしまうという政策をするんだろうか?

ただ、お金をあげるというのは良くないと思うのだ。

お金を出さないで済むようになる、という方がよくないだろうか?

保育料、給食費、修学旅行、教材費、たいそう服、水着など、子供に無料で支給したほうが確実に子供のために使われると思う。

そうでないと、お父さんがお酒を飲んだり、パチンコに行ったりしないだろうか。



高速道路の無料化は、最低賃金の引き上げにつながるのだという。

高速道路を無料にすると、企業の経費が減って物流も流れが良くなり経済が活発になり、企業は製造コストなどが減って、それを賃金に上乗せできるのだという。

確かに、理屈にはなっているけど、実際競争がこんなに激しいと、コストが減った分というのは売価を安くする、という圧力に負けるのではないか?

などと思った。

理念はちゃんとあるのだった。

でも、本当に言ったとうりになるのかどうか、分からないと思うのだ。



何というのか、民主党の人は夢を見ているのではないか、そんな気がした。

日本の国を良くするために、若い人が夢を語っているのを聞いていたのだったらどんなに素敵だろう。



外交政策のほうは、アメリカとの関係を対等にしたいというようなことだった。

アジアとはヨーロッパのユーロみたいに共通の通貨を造って共に発展したいみたいな、それって独善的じゃない?大丈夫?みたいな。

ちょっと、不安に思う内容だった。


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