2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

世の中は行き詰っている

2009年07月13日 | 身近なこと
どうして自民党がこんなにだめになってしまったのか?

今まで日本は戦後一貫して経済発展を最重要政策として長年やってきたわけなのだ。

経済は順調に発展しているうちは良い政治だった。

それが60年たって地球の資源の枯渇も噂され、経済発展の余地も少なくなり、アメリカ発の投資の失敗がきっかけとなって簡単に不景気になってしまった。



10年位前だろうか、一回大きな経済の行き詰まりがあって、国内ではもう物が売れなくなってしまったことがあった。

国内では経済は行き詰ってしまったのだ。

それで、日本の経済をより発展させるためには、海外に物を売らねばいけなくなった。

小泉内閣の頃から急激に進んだ規制緩和は、海外での競争力をつけるためにやってきた部分もあるのだ。

大規模小売店舗法が緩和されて、大ショッピングセンターがたくさん出来て、街の商店街は壊滅した。

金融を緩和してサラ金が発展したし、派遣業を緩和して派遣社員が増えた。

派遣社員が増えたから安い労働力が必要な量確保できて国際競争力が上がったのだ。

国民はサラ金からつまらないことで気軽に借金をするようになった。

銀行も庶民に小金を貸すことにとても熱心だ。

派遣社員は家も仕事もなくすことがあるのだと分かった。



自民党の政治はだめなのだけど、自民党でなくても経済発展を最重要政策としてやってきたらいつかはこうなったと思う。

今は、誰がやってもどうにもならない時期なのだと思う。

自民党がだめだから不景気になったのではなくて、不景気になったからだめだと言われているのだ。

資本主義というのは発展している時だけうまくいくシステムなのだ。

もう、人々が必要なものはほとんど行き渡ってしまった。

もう、絶対に買わなくてはいけないものは食べ物ぐらいしかないのだ。

日本を維持するのに必要な仕事の量は、労働力より少ないのだから、人は余っているのだ。

要するに行き詰ってしまったのだ。

そんなときに自民党の政治は悪いと言われて、みんな民主党に変えればよいのだと思ったのだ。

民主党に変えても同じだと思う。

民主党の人だって、昔どこか違う党にいた時に経済を発展させる政治をやってきていたではないか。

経済は発展したのだけど、もうあまり発展の余地のないところまで来てしまったのだ。

次は低炭素社会の実現と言う、新しい分野があるのだけれど、今の社会の構造では新しい構造に組み換えする時に落ちこぼれてしまう業界とかも多いだろう。

とても難しい時期なのだと思う。

民主党は衆議院でも大勝するだろう。

でも、その先にどれだけ難しい実務があるのかをちゃんと考えているのだろうか?

民主党に期待する。

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