猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

1回目の捕獲日、キジトラ子猫2匹保護しました。

2015-07-09 03:05:49 | TNR活動とその他

わたしたちのTNR活動計画 順番を決めました。

1、子猫の保護 10匹ほどいる

2、3匹の母猫のTNR 雄猫1匹はすんでいます

3、駐車場の猫のTNR 雄雌およそ10匹 子猫はみかけない

なかなか大変な道のりになりそうです

 

ボランティアさんが迅速な対応で捕獲器を貸してくれました~

捕獲器はなかなかすぐには買えないので、ほんとに助かりました。

普通のケージでも保護できると言われたのですが

ここの子猫ちゃんはなかなか出てこないし、私たちがいると近寄ってはこないので

やはり捕獲器が必要でした。

あと不安だったのは先に親猫が入ってしまうこと、これだと親猫を避妊手術に連れて行かないと

学習して捕まりにくくなるそうです。子猫もばらばらになってしまう。

あとできれば子猫を1匹でもいっぺんに捕獲してしまいたい。

一日目にして子猫が親猫についてやってきました。

親猫には必ず幸せにするからね!と言って、捕獲して撤収~

2つの小さな命はこれから私たちが責任を持って守らないといけません。

気を引き締めないと、、、

すぐに捕獲器を隠したので、親猫は気付いてないのかでてきてまたごはんを食べていました。

 

帰ってケージに入れるとぴょんぴょん上に逃げようとします。パニックです。

 

ごはんは残したけど食べました。人前では食べません。トイレも出来ています。

でも、ものすごく怖がっています。鳴きません。

かわいそうに、ママと離れさせてごめんね。

目やにと鼻水がでています。病院で診察してもらい、軽い猫風邪ということで点眼薬をもらいました。

病院では鳴いていました。

触れないので、検査はワクチンのときにということになりました。

病院代は点眼が540円でした。

帰りの車しまちゃんは、興奮してはぁはぁ口呼吸をしたり、心臓をばくばくさせています。

帰ってからもサバちゃんはぶるぶるとはしっこで固まっています。

すこしづつ慣れようね。

月齢も体重も聞くのを忘れたのですがおよそ2ヶ月くらい、、、

これくらいなら前の子よりは早く人馴れも進むはずです。

他の兄弟さんも来るからね!

 

 

次の日2回目の捕獲はうまくいきません。

餌やりさんも気になるからと待ってくださっていました。

雨も降っています。

この子たちの兄弟はでてこず、他の子猫に練習がてらトラップの中でえさを食べてもらいました。

2匹入ったら捕獲しようといってたのですが、入り口で親が見張ってます。

そしてしとしと雨が降る中、待っていたら疥癬で丸裸の小さな狸がやってきて

餌をねらってうろうろしていました。

もう撤収~

とてもお腹がすいてそうでした。なんだか猫よりかわいそうなものを見た気がして、、、

狸もかわいそうですが、野生動物ですし、放置するしかないですよね。

置き餌をすると、こういった野生動物が食べてるんでしょうね。

もう私にはそれがいいのか悪いのか分かりません、、、

 

でも原則置き餌はやめましょう。

猫は時間を決めるときちんと来るそうです。食いつきもいいそうです。

だらだらあげると時間がかかります。来ない猫も気になります。

カラスや狸が来ると子育て中の猫にとっても危険です。

 

とりあえず、わたしたちの目的は子猫の捕獲です。

ちょろちょろでてくる子猫たち救ってあげたいけど、すべて保護して幸せにできるのでしょうか、、、

10匹は大変です。

お世話の時間もかかり、みんなに行き届かないかもしれません。

お金もかかりますし、里親さんを探すのも大変です。

保護できる猫の数にはやはり限りがあります、、、

代わりに子猫を預かってくれるような人はどこにもいません。

まだまだ前途多難ですが、不安も多いですが、めげずにがんばります。

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猫ボランティア 私たちにできる事は何か

2015-07-04 22:03:55 | TNR活動とその他

猫ボランティアになるにはどうすればいいのでしょう。

ほんとはどこかの団体に登録をして、お手伝いをしながら

先輩ボランティアさんに学んでいくのがいいのかもしれません。

ですが、このへんにボランティア団体はなく
 
個人でされている方の居場所も分かりません。
 
私たちは、学んで行く時間もなく、実践あるのみです。
 
昨年から子猫の保護活動をはじめましたが、ワクチンや検査
 
不妊手術などの医療費がかかります。

今までは、子猫が幸せになればそれでいいと個人なので

自費でまかなっていたのですが

子猫の数が増えると、自費ではなかなかの出費になります。

一匹にワクチン2回分、検査代で1万円弱必要になるとして、、、、

今の現場には10匹の子猫がいます。

たくさん救うには、やはりお金が必要です。

 

猫ボランティアになれば、里親さんにも負担して

いただけるのではと調べて見ました。

ペットのおうち によると

保護活動者とは(非法人の団体および個人)

1、実際に動物の保護活動をしていること

2、ペットログ、ホームページ、ブログなどで

  継続的な活動内容を更新していること

3、生体販売関係者でないこと

これでしたらクリアできそうです。

 

猫ボランティア活動にもいろいろあります。

餌やり、TNR活動、病気の猫や子猫の保護、一時預かり

ミルクボランティア、里親募集、地域への働きかけなどなど

ボランティア団体さんになれば分業制になっているようです。

 

私たちができる事はなにかずっと考えてきました。

毎日同じ時間に行かないといけない餌やりはできません。

餌やりは大変だろうなといつも思っています。

餌をやると猫が毎日待つようになります。

一回あげてしまうと、もう情がわいてきます。

猫も顔を見ただけで寄ってくるようになります。

毎日行かないといけないんです。

人が多ければ当番制にしてもいいですが、、、

雨の日も雪の日も、風の日も猫は待っています。

盆も正月もないのです。

餌やりさんは、旅行も外食もないっていってました。

 

猫の保護活動は家はこれ以上猫が飼えないマンション住まい

なので、自宅での保護は難しい、、、

緊急一時的な保護のみ、仕事場のスペースを使ったり

人慣れしてから、自宅に連れ帰ったりしてやっています。

安全性を考えたら、本来ならするべきではないと思います。

 

 

しかしTNR活動なら猫の保護をする事もないですし

自分の時間の空いたときにできます。

車もあるので、すこし遠方の病院へもいけます。

1匹5000円の手術代がかかりますが

すこしづつならだせそうです。

私たちのできる活動は、TNR活動なのかなと思います。

 

ボランティア活動には家族の理解が必要です。

家の事や、仕事などをおろそかにしてはいけないでしょう。

出来るだけ周囲の人に迷惑をかけないようにしなくては、、、

うちの家人は、積極的にかかわることは無いものの

頼めば協力してくれます。

子猫はかわいがってくれ、遊び道具も作ってくれます。

でも「きりがない」と思っているようです。

それもそうでしょう。

私達もなぜこんなにお外の猫が気になるのでしょう。

放っておければ楽なのに、、、

 

そのとある公園でえさ場の猫が川に落ち、岸のコンクリートで

固めたところにいました。

猫は1歳未満で人慣れしていない痩せた子です。

濡れたところを毛繕いしていました。

通りかかると公園に遊びに来ていた人たちが、川に集まっていました。

その中で、まだ10代であろう少年たちグループが警察に電話して

消防署を呼んでくれていたのです。

その飼い主のいない猫の為に救出活動がはじまりました。

消防署員は、「緊急事態があれば撤退します

助けられるかは分からない」といって

念入りに準備をして、川の下へ降りてくれました。

人が来たので猫は木を伝って上の方へ逃げました。

そして消防署員は「捕まえられないのでこれで打ち切ります。」

と言いにきました。

私たちは、「下に降りただけなのにもうちょっとがんばってほしい」

と伝え、「木をきるとかはしごで登るとかできないのか」と聞くと

「緊急事態があるかもしれない」とか「自分たちで判断するから」と

帰ろうとしていましたが、猫は自力で上へ上がったようでした。

みんなでよかったよかったと喜び合いました。

消防署員さんにお礼をいいました。

野良猫だと市民のみんなから疎まれていると思っていたので

地域の人にこうやって守られているんだとうれしく思いました。

若い人の方がこういう時行動できるようです。

大人は見てみぬふりができてしまうんですよね。

困ってる人(猫でも)を見たら助けてあげたいと思うのは

普通の人間の心情だと思います。

 

猫は本来、外で暮らすべき動物ではないと思います。

外は危険がいっぱい、子育てはもっと大変

ほとんどの子猫が命を落とします。

今殺処分されている10万匹の猫のうち、7割が子猫です。

かわいそうな猫を減らす為には

避妊、去勢手術をして子猫を生ませない。

すこし勉強させてもらって分かった事です。 

 

適正飼育をしてほしいのですが、捨て猫はなくならないだろうし

外猫がまったくいなくなることはまだ難しいでしょう。

せめて外猫にTNRをして、適切な管理をして

地域の人に地域の猫として優しい目で

みてもらえるようになったらいいなと思います。

 

どこまでできるか分からないけど

できることをすこしづつがんばります。

そしてボランティアの輪が広がって行く事を望んでいます。

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猫ボランティアの初心者講習を受けて

2015-07-03 07:39:11 | TNR活動とその他

6月28日に大阪ねこの会さんが行われた

初心者講習に行ってきました。

ねこ活動に向けて、保護や里親募集、地域猫、TNRなどなど

副代表さんの体験を交えて

分かりやすく、楽しくお話が聞け、とても勉強になりました。

 

衝撃的だったのは30匹くらいの現場のTNRをしたら

最終的に80匹くらいいたそうです。

目で見る2~3倍の猫が居るそうです。

おそろしや~

猫の繁殖力はすごいので早めにしないと

雌猫が妊娠してしまいます。

TNRをすると雌猫は妊娠している事が多いようです。

殺処分を減らすには、なにより生まれないようにする事が必要です。

猫の数が多ければ多い程

地域の被害が目立ち、苦情が多くなるのです。

猫を悪く思う人が多くなると、猫の住む環境が悪くなります。

虐待も起きるかもしれません。

 

「よく餌をあげるな!」というポスターを見ますが

それだけで問題が解決できるのでしょうか?

猫は、確かに違う餌場を探すようになるかもしれません。

でも違う場所でまた同じ問題が起きます。

それは自分たちさえよければそれでいいという考えです。

餌やりさんは、猫をかわいそうに思いほってはおけません

隠れて餌をあげるだけです。

問題はひとつも解決しません。

 

猫の問題が大きくなるとこじれて収拾がつかなくなるので

できるだけ早めにTNRをして

猫の数が増えないようにして

トラブルを減らす事が大事だそうです。

あとは適切な餌やりをして、その後の管理して行く事も必要です。

 

そしてTNRは一度に捕獲して、短期間に終了させるのが理想だそうです。

そうなると1人や2人のボランティアでは難しいですね。

十三のTNRはたくさんのボランティアが集まり

200匹のTNRがなされたそうです。

すごいですね!すばらしいです!!

 

地域と動物が共生できるよう、殺処分ゼロを目指し

犬や猫を無料で手術するどうぶつ基金というものがあるそうです。

行政枠と個人枠があり、申請して審査に通ると無料で協力動物病院で

不妊手術するチケットがいただけるそうです。

こうした手術費用はおもに寄付でまかなわれています。

 

そのあとの質疑応答では、家の近所の地域住民のえさやりの反対

病気のある猫ちゃんの保護、なかなか捕まらない猫、迷惑な餌やり

公園でのTNRなど各々の悩みにみなさん知恵をお貸しくださいました。

やはり地域に理解されないことの問題が多いようです。

相手の言い分を聞き、こちらの言い分も言わないといけません。

言われそうな事をシュミレーションしておくといいそうです。

経験を積むと強くなれ、どんどん話もできるようになるらしいです。

これも猫ちゃんを守るためです! 

 

私たちも質問をしてみました。

「公園で捕獲器を置く時やTNRをするのに

公園での許可を取る必要があるのか、、、」

許可がなくてもできるが、耳に入れておくといい

相談してうまくいけば、地域、行政も

取り組んでもらえるのではないかということでした。

こういうお金は地域で出してもらうのが一番なのですから、、、

確かに地域にこういう考えに賛同してくれる人はいそうです。

ただみなさん、興味、関心をもつきっかけがないんですね。

啓蒙活動が必要です。

 

なかなか行政が動いてくれるようには思えないのですが

何も言わなければ何も変わりませんよね。

相手も人間なので、怖がらず、一歩踏み込んでということでした。

大きな声で怒る怖いおばさん、聞く耳を持たないおじさんなんかに

話をするよりは市役所の人の方が話はきいてくれそうですよね。

どうぶつ基金の行政枠でたくさんのチケットがいただけるかもしれません。

 

 

地域猫の普及も猫ボランティアの仕事の1つなんですよね。

なかなか初心者で交渉事が苦手な私たちには

ハードルが高いことなのですが

こういうこともやはり必要となってきそうです。

何事も「猫ちゃんのため」なのですね!

 

 

とても有意義な時間をありがとうございました。

今後の活動に役立てて行きたいと思います。 

長々と書きましたが、こうやって文章にすると、自分の考えがまとまり

覚え書きにもなるので書かせていただきました。 

 

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TNR活動をするための準備

2015-07-01 00:00:27 | TNR活動とその他

TNR活動をするために、、、

私たちは分からないことがいっぱいありました。

捕獲方法、捕獲器を手に入れる方法、猫の保護の順番、子猫の捕獲の

仕方、地域への許可のとりかた、できるだけ料金をおさえる方法

どこの病院へ行くかなどなど。

まず大阪ねこの会の初心者講習に参加させてもらうことにしました。

それまでに日にちがあったので、待ちきれず南大阪でTNR活動を

されてる方をネットで探し、情報収集、ご指導、ご助言を

いただきたく、何件かメールをしてみました。

するとみなさん、お忙しい活動をされているのにとても親切に

たくさんのTNRのおおまかな流れ、動物病院の情報や動物基金など

貴重なアドバイスを受ける事が出来ました。

みなさん、親切ですばらしい方ばかりです!

1人じゃない、、、ととても心強くなりました。

ありがとうございました!!

 

  

どの方もまず子猫の捕獲、保護からはいるということをおっしゃって

おられました。

子猫もケージでもいいのですが、やはり捕獲器がいいとのこと

なにはなくとも捕獲器がいります。

そして捕獲器の購入方法も教えてくださりました。

その中の1人のボランティアさんが捕獲器を貸していただける

ことになりました。

早急に対応してくださりほんとに助かりました。

これで来週から子猫の捕獲に取り組めます!

保護シェルターも準備しました。

ボランティアさんに頼ってよかった~

感謝です!

 

また夕方公園に行き、えさやりさんに来週から取り組めることを

伝えました。

その日は雨で子猫の姿はありませんでした。

親猫に「もうすぐ子育てかわってあげるから、手術しようね」

と声かけしました。

公園から車で帰るその帰り道、車の通る道路を親猫と子猫が

横断する姿をみました。

まだ小さい子猫がよちよちと親猫のあとを一生懸命ついて

追っていました。

そろそろえさ場にでも連れていくのでしょうか。

今にもはねられそうで、みてられませんでした、、、

なんとか渡りきり、橋の下に隠れたようです。

 

あちこちで劣悪な環境で必死に子育てをする母猫さん。 

子猫は車にひかれたり、カラスやたぬきにやられたり、病気により

大人猫になる子猫は少ないのです。

そして保健所で年間10万頭もの猫が人間によって殺処分され

無惨になくなっています。

これは仕方のない事なのでしょうか?

猫は野生動物ではありません。

古代から人間と暮らし共存してきたいわばパートナーです。

私たちも長い間猫と暮らしてきました。

猫はとても感情が豊かな動物です。

猫は人が居なければ生きていけません。

野良猫は人間が捨てた猫たちです。

人間が管理すれば、こんな事態には

ならないのではないのでしょうか。

私たちも今まで見てみぬふりをしてきました。

かわいそうな猫ちゃんを見たくなかったからです。

ずっと何もできなかった私たち、、、

不安がいっぱいですが、何か出来ることをしていきます。

あたたかく見守っていただければ幸いです。

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