猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

和泉市動物愛護講演会と地域の猫問題を考える

2019-11-21 22:21:50 | TNR活動とその他
和泉市の講演会に行ってきました!
南大阪でこういう催しが開かれるのは
珍しいなと思い、風邪を引いてたのですが
なんとか参加してきました。

「人と動物がしあわせに共生できる社会を目指す」

講演内容としては動物愛護法改正のお話
が主だったのですが
その前に和泉市の市長と杉本彩さんの
トークショーがあったんです。

そのお話をきいてびっくり!
辻市長は、犬を2匹飼っており、奥様が猫好きで4匹
保護活動をされていて里親募集中の猫が2匹いるそうです。
そして庭に来る猫のお世話もされているそうです。
もちろん避妊去勢をしてです。
動物愛護の意識の高いすばらしい市長さんです。

和泉市は飼い主のいない猫の避妊去勢手術に
助成金をだされていて
その財源である予算をふるさと納税で集めており
もうその目標額は18日で達成されたそうです。

南大阪でもダントツに動物愛護がすすんだ市で
あるといえるのではないでしょうか。
きっと猫トラブルも年々少なくなっていき
人が暮らしやすく、優しい子どもたちが
育っていくのではないかと思いました。

和泉市はしっぽくらぶさんや和泉ねころじの会さん
動物愛護団体があって市民の意識が高いんですね。
和泉市は同じ南大阪、堺市に隣接しており
車で3〜40分位の場所なのですが
同じ地域なのになぜこんなに
取り組みに差が生まれるのでしょうか。

私たちもずっと個人の猫活動をしてきましたが
ようやく地域の猫問題に
目を向けるようになりました。

去年、大阪ねこの会さんに来てもらって
猫のタウンミーティングを行いました。

今年も地域のお祭にも参加したり
啓発活動も行いました。
猫好きさんや困ってる方が集える
猫ともクラブも行ってきました。

あとは、個別に地域の猫相談を受け
できる範囲でお手伝いをさせてもらっています。
捕獲器をお貸しする事も増えてきました。
うちにいる保護猫は
ほぼ地域のお手伝いの猫です。

こうやって猫活動を粛々とやってはいますが
個人レベルの活動なんですよね。
毎日、自分たちの活動で手一杯な状態です。


猫は愛護動物です。
野生の動物ではありません。
野良猫だってそうです。
人間が愛して守ってやらないと生きてはいけない命
けっして不幸にしてはいけないと思います。
人も動物も命の重さは一緒です。


猫問題に対する大人の対応を
子どもたちはよく見ています。
子どもの心は純粋で
いいものも悪いものもそのまま吸収します。
これは子どもたちの心を育てる
教育の問題であると思うのです。


愛護動物は密接に人と寄り添って生きてきました。
犬や猫と暮らした事のない方は
すこし分かりにくいかもしれませんが
彼らは私たち人間を慕い、愛情をかければ返してくれ
一緒に暮らせば家族と同じ存在
感情の通い合う生き物です。
外にいる猫だってそうです。
どの猫も人を頼って生きています。

その愛護動物が引き起こす問題があります。
それは猫が悪いのではなく
人の起した問題なんです。
人がなんとか
手をさしのべられる社会でありたいと
強く願います。

まずはもっと市民の方に知ってもらう事なんですよね。
啓発活動はとても時間がかかり、難しいですが
なんとかやっていかにゃいと〜

お近くの方、一緒に人と猫の共生とはなにか
考えてもらえませんか〜

外は寒いです。
早く猫は家の中だけで
暮らせる日がきますように!!



コメント
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