猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

時間を大切に!ボンちゃんたくさんの幸せをありがとう。

2019-11-08 22:43:22 | うちの猫(ぼん、ぽぽ、たび)
11月1日うちの猫が天使になりました。
ボンちゃんのおかげで
いい最期の時間をもつ事ができました。
長くなりますが、そんなうちの猫のことを
記しておこうと思います。

猫飼育歴も30年近くになりましたが
黒猫の黒ちゃんとシャムの白ちゃん
スコの銀ちゃん
シャムのボンちゃん、ポポちゃん
サビのタビちゃんと
飼育数はまだ6匹です。

ボンちゃんは最初に拾った白ちゃんを
看取ってから
はじめて里親になった猫です。

うちは白ちゃんを見送った時
まだ13歳だったのもあって
腎不全だったのですが
治療の甲斐もなく
思いがけず、1か月ほどでなくなってしまい
それは壮大なペットロスに陥りました。
まだまだ一緒にいられる
と思ってたからでしょうね。

この経験があって
あたりまえなんですけど
猫はいずれ自分が看取ってやるものだ
それは急に訪れるものだと
考えるようになり
できるだけ今を大事に、明るく前向きに
悲観的にならないようにしようと
心がけていました。

黒や白は拾った猫、銀は預かった猫で
なんとなくうちにいついてしまったのですが
里親になるというのは
自分が一生を添いとげよう
と選んだ猫なんですよね。

それってものすごい幸せな事ですよね!!
相思相愛といいますか!

15年前にぱどにのってて
なくなった白ちゃんに似てて
すぐに連絡をすると
他にもご応募者がおられたようなのですが
うちの猫になってくれました。

それはもうかわいくて〜
世界一かわいいと思ってました笑。
青い目の美猫しゃんでしょー
それは甘えん坊で
すぐに息子のような存在になりました。

そんな猫も15年経てば年をとります、、、。

15年間、大きな病気は一度もありませんでした。
時々風邪を引くくらい。
2年前、風邪で激やせしたときも
心配したものでした。
今年の風邪も治りが悪かったかな。
10歳までは歯石除去してたのですが
歯も犬歯1本以外はすべてありました。

10歳を超えてから
一日の大半を寝て過ごすようになりました。
血液検査もワクチンも定期的にしてたのですが
問題ありませんでした。
それが暑い暑い夏頃より
体調がどんどん落ちていき
くるくるまわる徘徊、雄叫びがあり
そそうをするようになりました。

もうそんなに長くはないだろうなと
直感的に思いました。
猫は20歳も生きる猫もいるけど
15歳は人間で言えば76歳だそうです。

個体差はありますが老衰する年齢でもあります。
前にいたスコの銀ちゃんは13歳で
同じような経過をたどり、老衰でした。
猫は自分でごはんを食べれなくなったら
どんどんやせていきます。
でもお腹がすくようで
キッチンにきて、フードを探します。

なくなる3日前くらいまで調子よく食べていました。
AD缶を買い足したくらいだったのに、、、。
腎不全で亡くなった猫は
食べられなくなり
2〜3週間くらい経って
なくなりました。
前のスコの銀は当日まで食べてたので
老衰はギリギリまで食べるのかも。
AD缶ととろみのついた匂いの強いフードを混ぜて
スプーンで与えたり、最後は指でなめさせて
栄養を取ってもらいました。
ペロペロと舐める仕草は
必死でかわいかったです。
でも顔を拭くのはとても嫌がります。
食べてくれるだけで、一喜一憂の毎日でした。

そんなこんなで
8月から11月までがんばってくれました。
今年の暑い残暑を乗り越えてくれました。
ほんとにもうだめかと人間の方が
あきらめてたくらいでした。
ボンちゃんは、がんばりやさんでした。
こんな状態でも
寝てると枕元に来て甘えて鳴きます。
よたよたとそばに来る姿は
もうたまりませんでした。
またふらふらと自分のベッドに帰ります。
最後いつも侍女のトワがくっついてました笑。
なぜか猫に好かれる温厚な猫でした。
でも神経質なところがあって
怒りだしたら誰も止めることはできないという〜笑

介護をしてて一番大変なのは
出かけてても
ボンちゃんが気になって仕方ないことです。

もう会えないかもしれない
また会えたの繰り返しでした。
それはお別れの覚悟をする
かけがえのない濃密な時間となりました。

最後の3日くらい下痢便だったのでおむつ着用

このおむつ姿で
踏ん張って起き上がる姿
力強く歩く姿
忘れる事はないでしょう。
最期まで徘徊しますね。
もうこうなると見守るしかありません。

なでるとあんなにプヨプヨだった体が
もう骨と皮で固かったです。
4.4キロだった体重は最後1.8キロに
こんな姿でも猫は最期まで
とてつもなくかわいかったです。

最期を迎える猫はすべてをありのままに
受け入れていて、普段と何も変わりはないよう
健やかではないですが、それなりに穏やかです。
もうそんなにがんばらなくてもいいよ
と思えるくらいボンちゃんはがんばってくれました。

じゅうぶんなことをしてやれたとはいえませんが
せいいっぱい、お世話をする事ができて
不思議と悔いはのこっていません。
見送ってやれたという気持ちの方が強いです。
老衰になるまで一緒にいること
ができて幸せだったんです。
目からは涙、鼻からは鼻水

最後はすべての水分をだしきり
どんどん冷たく固くなって
枯れるように眠るように
静かにひっそりとなくなりました。

11月1日 ボンちゃん 15歳 永眠


何年も前の写真です。

キラキラした姿をみてやってください笑。

この頃はただの猫愛好家

ただの猫飼い

自分の家の猫だけかわいがる毎日

それは幸せな猫ライフでした。

時折、この頃の生活に戻りたくなります笑。

これが普通なんですよね。

ボンちゃんはわたしのストーカー猫でした。

わたしのことが大好きだったんですよね。

私もボンちゃんが大好きだよ。

15年はあっというまでした。

猫は私たちの4倍の早さで生きています。

写真が携帯の写真です。

月日が過ぎるのは早いね。

一日一日を大事にしないとね。

猫には、いつも人生の大切なもの

を教えてもらっています。



この動画の猫が前飼ってた白ちゃんに似てて
よく見てたんですけど、見る度にいつも泣くんですよ。
久しぶりにみたら、やっぱり泣くんです笑。
それは、悲しい涙じゃなくて幸せな涙なんですよね。
一度見てください〜

10の約束があるんですけど

猫は飼い主がすべての世界だということを

忘れてはいけないということです。



保護主さんには申し訳ないんですけど
そんな難しい事を考えて
里親になった訳じゃないんです。
でも保護主さんがいて、里親になれたんですよね。

こんな活動をするようになって思うのは
いちどは自分が選んだ猫と暮せて
里親になることができてよかったなと思いました。
保護猫は幸運の猫
15年たくさんの幸せを運んでくれました。



ボンちゃん、たくさんの幸せをありがとう。

いつもぎゅっーとさせてくれてありがとう。

ゆっくり眠ってね。

ボンちゃんのいない人生がはじまります。

やっぱりさびしいですけど

ボンちゃんみたく、がんばらなくちゃね。




コメント (2)
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