列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

鶴見線~夜

2006年12月08日 | 鶴見線の旅

12月5日 (火曜日・晴れ

 わたくしは、いくら旅行が好き・電車が好きといっても、来る日も来る日も旅行に明け暮れているというわけではありません。(いや、「そうだろう」という人もいるかも。)しかし、たまに「無性に電車に乗りたくなる」時があり困ります。困るというべきか、幸いというべきか。
 今日は何故かとても疲れました。体調もいまひとつです。どうしてもどこかに行きたくなり、仕事の後自宅とは反対方向の電車に乗りました。私の父は、その昔風邪をひくと”電車に乗ってくる”と言って外出し、その間に風邪を治したようですが、それと似ています。趣味を持つというのは誠に幸いなことです。

 普段は乗らない京浜東北線なので、たまに乗ると総武線(毎日乗る)と比較する感じになります。総武線より混雑はましでした。品川でピークに達したようです。
 これから鶴見線の海芝浦まで往復してこようと思います。とても好きな駅のひとつです。しかし、日が暮れた後に訪れたことは1回もありません。
 昼間はびっしり電車が止まっている山手線の車庫(東京総合車両センター)には、11両編成の電車が1本しかとまっていません。しかし、これだけ見ても本当に1本しかとまっていないかどうかは分かりません。なぜなら、この車庫は2階建てだからです。(下の部分は電車の車窓からは見えない。)
 乗客はいっこうに減らず、蒲田でさらに増えました。おそらく、1本前の電車が蒲田止まりだったからと思われます。それにしても、「このへんでドアが閉まります」という放送には、いい加減さが満ちているとしか言いようがありません。

 鶴見駅で降りました。けっこうたくさん降りたので、こんなにたくさん鶴見線の電車に押しかけたら積み残しがでるぞと心配するほどです。(京浜東北線は10両編成、片や鶴見線は3両編成)
 ホームに行ってみると、ガラガラの電車が発車を待っていました。
 すぐにドアが閉まり、東海道本線の線路を長い鉄橋で超えます。鉄橋の手前には、昔「本山」という駅がありました。
 急カーブ上にある重厚な高架駅の国道駅、白い木でできたホームの柱が美しい鶴見小野駅。両方とも降りてみたいと思います。が、そんなことをしていると家に帰るのがどんどん遅くなります。今日は、海芝浦駅までいければそれだけで満足です。
 鶴見小野を出ると、沿線にあるのは大きな工場になります。今気づきました。鶴見線は、夜に乗ってもどんな場所を走っているかがよく分かるのです。不思議なものですが、本当にそうなのです。
 浅野駅で扇町にいく線路と分かれると、いよいよ海が近づいてきます。運河に面した新芝浦駅。夜の運河は、水面が揺れています。この駅も、一度降りてみたい駅のひとつです。しかし、ここまで来たら終点まで乗りたいという思いに必ずかられます。そんなわけで、本日現在未踏です。


国道駅 


鶴見小野駅


新芝浦駅

 つづく



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