18年4月2日(日曜日 曇りのち雨)
http://blog.goo.ne.jp/shirousat/e/a2bfd7cd1182693bc35f61915605e3bfからの続き
一日3回しか列車の止まらない駅、大志田駅にやってきました。
雨がやまないホームの暗闇を、6本の蛍光灯が照らしています。
大志田駅の時刻表
待合室内の時刻表には、確かに3本の列車が記載されています。たった3本の列車のために、ご丁寧に「表示例」まであります。
ゴミ箱の中身は、相当溜まっています。もう1ヶ月以上は掃除されていないように思います。待合室横のトイレは、ドアを開けてみると湿気がすごくて、不気味なくらいでした。
駅前に出ました。わずかな光を頼りに、線路の横(バラストの上)を歩いていると、ポイントがあり、右に線路が分かれています。どうやら、スイッチバックがあるようです。
その線路を先端まで歩きたかったのですが、真っ暗で足場が何も見えないので諦めました。地面には残雪もあります。スイッチバックの線路は、使われなくなってから長いようで、線路がどうもゆがんでいるように感じます。草もぼうぼうです。
駅前にある建物には誰も住んでいません。照明がまったくないので、駅前の道路から先に進むことすらできません。
木造平屋建ての家屋が1軒あります。これは、昔の駅事務所のようです。それと、倉庫が1つあり、2階建ての家が1軒あります。この2階建ての色は外壁が明るく、暗闇の中で目立っていました。
駅の待合室
待合室のベンチ上に大学ノートがあり、表紙に「また来てね」という言葉と、マンガ風に丁寧に描かれた女の子の絵があります。
その中身を見させてもらいました。もう2回以上来ている人もいます。すごいです。
待合室には、緊急時の連絡先がシールで貼り付けてありますが、どうやって連絡するのでしょう。公衆電話はなく、携帯(僕の携帯はauです)は「圏外」だし。
駅に明かりがともっているのが、有難いことだと思ったのは、今日がはじめてでした。
折り返しの、20:18発盛岡行き終列車がきました。列車の音が、線路を伝って聞こえた時はほっとしました。静かだから、レールから伝わる音がよく聞こえます。真っ暗な場所に一人でいると、緊張するのかもしれません。来るはずの列車が、来なかったらどうしようと、本気で思っていたくらいなのです。
(11) 山田線 普通659D 盛岡行き
大志田 20:18 ⇒ 20:44 盛岡
↑ 盛岡行き キハ52-110
キハ58-1529
隙間風が入って、寒い車両でした。終点が近づくと、市街地の一帯だけ、空が明るくなっているのが分かりました。
女性の車掌は、盛岡駅に着く前に、丁寧に接続列車の案内アナウンスをしていました。しかし、この列車が盛岡に着く4分前に、最終の東京行き「はやて34号」は出発してしまっています。なんとも意地悪なダイヤです。
盛岡行き列車
盛岡駅の地下街で、名物の盛岡冷麺を食べました。焼肉屋さんで食べるのよりもおいしいと思いました。
次の日へ続く。http://blog.goo.ne.jp/shirousat/e/056e21a9462bf416e063234d47628248へつづく。
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なんで廃止しないのかなとか、色々考えてしまうところですね。
私も先々月にこの駅に行ったのですが、自動車が普通に走れる道とか
民家などがほとんどなくて、ほんとに秘境に来ちゃったんだなといった感じでした。
また時々ブログの方、訪問させていただきますね。
特にやっぱり鉄道関係、色々見せてもらえるととても有り難いです。