★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

ゴールデン猫ちゃん

2012-05-03 22:04:14 | 文学


ゴールデンウィークなので、家で研究書などを読んでのんびりするわたくし。今日は安藤恭子氏の宮沢賢治論などを読んだ。そういえば両親はヨーロッパ旅行としゃれ込んでいるらしい模様。わたくしは飛行機にあまり乗りたくないのでまだそんなとこには行っていないのであるっ。あんな鉄の塊が宙に浮くとは信じられぬ。ちゃんと説明があるまでわたくしは信じない。わたくしは信じるものを証明する執念とそれを叙述する執拗さを軽視する言説を信じない。神秘がなくなってしまえば批判は簡単になるが、神秘を証明しようとする執拗さを馬鹿には出来ないのである。宮沢賢治を批判するのも今や簡単だし、飛行機が飛べるのも自明に見える。しかし果たしてそうであろうか。