私の人生は、ショスタコーヴィチの「死者の歌」をはじめて聴いた小学校6年生の冬の前と後に別れていると言って過言ではないっ。大学の時には音楽専攻の人達を誘って、ショスタコーヴィチの「ユダヤの民族詩より」の演奏会をやろうともくろんだが、歌手がうまいこと集まらず、私がピアノ伴奏を練習しただけで終わった。そのかわり、吹奏楽部のトロンボーンパートの演奏会で、同じ作曲家の「6つのロマンス」をソロで吹いた。伴奏してくれたKくんありがとうございます。上の画像は、「ユダヤの民族詩より」の「冬」の冒頭部。恐怖も凍り付くロシアの冬の曲。シューベルトの「冬の旅」を「青二才はロシアに来て人生考え直せ」と一蹴できるのはこの曲ぐらいであろう……。知らない人は、これでも聴いてね。
http://www.youtube.com/watch?v=XzUB9gHnAqE&feature=related
おれのシェインドルはベッドの中で
病気の子供と一緒に寝てる
冷え切った小屋にはたきぎのかけらもなく
風は壁の向こうで唸っている
ああ
寒さと嵐が戻ってきた
もう黙って耐える力もない
叫べ、泣け、子供たちよ
冬が再びやってきたぞ
ああ
(http://homepage2.nifty.com/182494/LiederhausUmegaoka/songs/S/Shostakovich/S1037.htmより引用)
むろん、本当は冬の寒さの問題ではなかったことは言うまでもなし。